二度目の恵那山 | 山と素人絵日記

山と素人絵日記

週末を待ちわびて夫婦であちこちの山や観光地に出かけています。
数年前から思い出を絵にすることにしました。

 恵那山 標高2,191m
 ◇ 2019/5/24 快晴・無風 ソロ
 ◇ 信濃(伊那・阿智)と美濃(中津川・馬籠)の境界
 ◇ 広河原ルート(登山)~神坂峠ルート(下山)
 ◇ 総所要タイム: 10時間 (含/林道歩き約2時間)

恵那山は2度目、ちろり村バイキングと馬籠・妻籠観光、花桃・桜の花見と阿智の昼神温泉等、再三の訪問経験があったので、つい調べが甘くなっていた。豊田市を3時半に出発し、東海環状と中央道を乗り継ぎ中津川で降りた(1,800円)。前回は、前宮神社をナビにセットし簡単に登山口に着いた。今回も同様に、‟神坂峠”を「カミサカ?コウサカ?・・・」とナビに入れるが巧くいかない!結局、地図検索で再び中央道だ!隣の園原ICで降りたら1,100円!ムム…ム。


園原インターから花桃街道(勿論新緑)を月川温泉(昨年入浴)へ。
更に、来るはずもない対向車にビクビクしながらドンドン進むといきなり通行止めゲイトハッ

広河原登山口駐車場 (5:30)

ナビを辿ると確かに神坂峠に続くがまだずいぶんと先だ! もう神坂峠は無理かも?
何台か止まっていた広場は広河原登山口駐車場だった! 
「ナ~ンだ!? ココがそうなんだ!」って印象だった。
隣の先着車の男性と、何となく山頂までご一緒することとなった。 (5:35 Start!)


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 広河原登山口 (6:10)
Pから約30分後、林道下の谷を渡る。標識を思わず見逃すところだったが、実際そういう二人連れに約6時間後に遭遇し、貴重な情報をいただくことになる。

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 四合目 (7:18)
 登山口から4合目までは、ほぼ九十九道の急登であったが、この後はそれほどでもなかった。
 広河原ルートは最短コースだから、さぞ厳しかろうと思ってたがさほどでもなかった。


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    しばらくすると展望が開けてきた。南アルプスだ! 手前に阿智村か飯田方面かが覗く。(7:42)

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 さらに30分後、左奥の冠雪した峰々は中央アルプスで、その手前が安平路山かな?
 一番手前木に隠れているのが富士見台だろう。

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 程よいペースで先導してくれる。
 僕より3歳年下の横浜からの彼は、明日、10数人と茅野で落ち合い○○山に登ると言っていた。彼はグループリーダーらしく苦労談とかも聞いた。また、リタイアー後、百名山に目覚め恵那山が54座目だとも。

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 七合目 8:22
 
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 恵那山山頂 2,191m  (9:10)     <Pより3時間35分経過>
 彼と話しながらゆっくり歩いてきたら山頂についてしまった。少し拍子抜けした。
 山頂には展望櫓もあるが、トウヒとコメツガが視界を塞ぎ全くつまらない。
 僕は彼をとっておきの場所に案内することにした。

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 避難小屋 & ビューポイント (9:33)
 小屋裏の岩場の若い男女は僕たちを4合目で追い抜いて行った夫婦。さあ僕らも登りましょう!

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彼はスマホアプリで山座同定を始めるが、ボクの見立ては↓の如くなんだけど( ^ω^)・・・

八ヶ岳 甲斐駒・仙丈 北岳   塩見      赤石岳  聖   👈<南アルプス主座ラインアップ>
 ↓    ↓       ↓     ↓       ↓    ↓
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<中央アルプス主座>

          木曽駒・宝剣         山名忘れ       空木岳 南駒 仙涯嶺・越百
             ↓↓            ↓            ↓    ↓    ↓ ↓
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2千m付近のトウヒの立ち枯れは大台ケ原などでも目立つ。2千5百mが森林限界帯と考えれば不思議なことでもないのかもしれないね。

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 恵那山山頂は細長い尾根となる。もう少し太く面積があればテーブルマウンテンとなるが、やはり遠くからは「くし型の山容」との形容が相応しいだろう。尾根上には点々と↓のような社がつづく。この社には二乃宮社と命名されていた。

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中央を越えたあたりで分岐地点となる。 (10:10)
左がロングな前宮ルート(前回)、右が富士見台への縦走路、神坂峠ルートだ。右折する。

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 登山道にはまだ残雪が目立つ。

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 降り始めての20~30分が、今回最も難儀した雪付き急降下道だ。
 2度3度とスリップで転ぶし、壺足を踏み抜く場面もしばしばだった!

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 急斜面を降り切ってからは、さほど難儀ではなくなるが小さな凹凸場面が無数に続く。
 時折展望が開けると絶景にしばし目が奪われる!美濃の国だ!左方向が中津川、正面やや左奥の禿げたエリアが中山道・馬籠宿と勝手に視認する。背景に聳える山は御岳山!その右が乗鞍で、そのまた右が北アルプスと続く。

 所要が入ったので、中断しますが、アップしときます!ゴメン!!
続きは帰宅後ということで・・・

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 中央アルプス!
 左奥が木曽駒ケ岳、右端が越百山(こすもやま)。手前の尾根の最後部が安平路山。
 手前のはげ山が、富士見台。南木曽岳は左下に隠れている?

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                     ↓御岳山          ↓乗鞍      ↓北アルプス
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 ショウジョウバカマの撮影中、下山を始めてから初めて二人の男性に遭遇した。彼らは、危うく僕たちも見誤りそうになった広河原登山口を見落として、車道を延々と歩き神坂峠から登り始めていた。時間が気になるようで矢継ぎ早に質問された。彼らとの会話から、広河原Pまですべて車道歩きと判明し、最大の不安が取り除かれた。

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 危険そうなキレット搭乗! しかし右側にトラバース道アリ!

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 中央アルプスに向かっての素晴らしい縦走路だ!

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 大判山 標高1,696m (12:03)

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 大判山からの恵那山

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鳥越峠 標高1,550m (12:37)

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 次のピークに向かう。

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 なにか造成地ポイ? そんな・・・あり得ないけど・・・

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 富士見台パノラマコース山頂  (13:15)
 ここって? 標識ないけど千両山!?かなあ

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 恵那山左端から登り、右端からこちらに伸びる尾根(↘)伝いにここまで来ました。
 正面の道を下れば車道への近道らしいけど、もう少しで神坂峠ですので縦走続行デス。

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 もう縦走終点の富士見台まで少しです。

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 麓の風景と勘違いしそうになります。

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 神坂峠に到着! 標高1,585m (13:44)  ~スタート地点より8時間半経過~

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峠に逢った看板  白線上を1時間30分かけてゴールの広河原まで歩くことに。

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ようやく広河原登山口が見えました!まだここから25分ぐらいかかります。
日中は案内標識を見落とすことはあり得ませんが、早朝まだ完全に日が昇り切らない渓谷では、つい見落とすんですよね。


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 Goal!! 広河原登山口駐車場 (15:35)

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林道から小さな集落を越えて、花桃の里・月川温泉で停車してファイナルパチリ。
川の両サイドの新緑はオール、花桃です。4月中旬頃はまさしく桃源郷です。昨年は妻と屋根だけ見えている月川温泉に入りました。日帰りですが・・・

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 さてこの後は、いつものように高速料金をケチって下道を約3時間、走りなれたR153を数少ないコンビニに立ち寄りながら豊田まで帰りました。
下山後の楽しみはカキ―ン!と冷えたガリガリ君と、コーラーです。




                          帰宅タイム         残量バッテリー
                              ダウン                     ダウン

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