長年使っていた洗濯機が壊れた。去年、冷蔵庫が壊れたばかりなのに……。
どうやら脱水がダメらしい。その結果、毎日乾燥機がフル稼働。ましてやこの季節は暖房器具が複数台稼働中で、すぐにブレーカーが落ちてしまう。
数日前に電気屋で洗濯機を注文した。配送日の午前中に洗濯機をどかしてみると真っ黒なカビと片方だけの靴下等、ゴミだらけだった。
ハイターを辺り一面に噴射。ついでに洗面台と浴室にも。
要らないものを捨てるのが好きだ。というよりは使わないものがあることが嫌なのだ。汚いのも嫌。
その傾向は歳を重ねる毎に酷くなってきた。
汚いと『あぁー』っとなってくる。
先日、長年取っておいた想い出の品物まで捨ててしまった。
『これは自分が死んだら誰がみるのだろう?』
例えば写真。ほんの数枚なら子供が父親の子供の頃の写真をみる機会もあるだろう。だが何百枚なんて誰がみる?
他にも小学校の時のランドセル、集めたコインや清涼飲料水の王冠、好きだったバンドのポスターやグッズ。他人からみたらガラクタ同然の品物ばかり。
ふと思ったのだが、ちょうど世代的に写真が沢山あるのだろう。子供の頃は一般家庭にカメラが普及した時分。
いまはデジタルで保存しているので、まず印刷することもなく、うちの子供たちの写真はカードの中に入りっぱなしだ。
宝物はディズニーの缶の中に入れておいた。数年振りに蓋を開けると、ふわぁっと想い出が撒き上がる。少しばかり歯痒く切ない気持ちになるのは何故だろう。それでも綺麗好きが現実に引き戻す。
あの頃、缶の中に大切な品物を入れた自分と今それらを捨てる自分。夢や希望がかすれて心のなかが冷めたのだろうか。
まぁいいや。今日は洗面所がとても綺麗だから。