節分とかつお節(鰹節の食べ比べの巻) | ogricat-creationのブログ

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趣味の写真と、包丁を研ぐことなどを書いていこうと思います。
カメラはソニーのα7Ⅲを使用しています。

鬼は外、福は内とは年中行事の節分です。場所によって違いがあるのでしょうか。私の生まれた北関東ではオーソドックスなバージョンだと思います。頂くのも年の数の豆と、家の周りには柊の枝にイワシの頭などを付けて飾った様に記憶しています。敷地内に柊も有りました。
最近は恵方巻など色々な地方の習慣が知られています。
妻の新作です。ハンガーに掛けていると子供服の様です。
写真の胸のポケットですが、散歩中は見えません。
人間用だとこちらが前のようですが、クレアの服では背中と成ります。散歩中はこの向きを見る事が出来ます。
写真は東京の四谷にあるラーメン店「こうや」の高菜ラーメンです。前回紹介した「徒歩徒歩亭」とは繋がりが有ると聞いた事が有ります。今回食べた感想としては、こちらの方が塩気が強く感じました。載っている高菜ですが、徒歩徒歩亭の高菜は本当に素の高菜です。対してこうやの高菜ラーメンでは高菜は小エビなど入り調理されています。高菜の味が好きなら前者かもしれません。後は好みと成ります。美味しいのですが、スープが薄く(出汁)感じました。なので塩気を感じるのかもしれません。もう少し出汁が強い方が良いような気がします。しかしながら、美味しいラーメンだと思います。
この両店ですがとても似ているラーメン店です。人それぞれですが、何方か一方を贔屓にするか、交互に食べるかは人それぞれですね。四谷に来る機会が有ればお試しください。
似ていると言えば、下のかつお節は有る意味同じものと言えます。前回の記事で2つのメーカーさんの枯節を比べてみたいと結びました。
さて、材料の鰹は同じお魚です。製造過程で違いが有るのでしょうか。
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今回は腹節(雌節)を比べました。明らかに違う点が2つ有ります。先ずは大きさですが、伏高さんは大きさに拘りがあるため比べると大き目です。その大きさですがひと回り程度の違いです。(50グラム程度違います)
さて、先ず一つ目の違いですが硬さに大きな差が有ります。
この二本を比べると伏高さんの鰹節の方が圧倒的に硬いと言えます。恐らく個体差だと思います。今までに伏高さんの鰹節は4本試しています。すると硬さに少しずつ違いが有る事に気付きます。坂井商店さんはまだ1本目ですので何とも言えませんが今回の商品は今までの経験ではとても柔らかい節と成ります。
*写真は坂井商店のかつお節です。柔らかいためドンドン削り節に成ります。削っていて少し気を抜くと厚めの節が出て来ます。
*見た目では違いは分からないですね。
こちらが伏高の削り節です。確かに硬いのですが、前回までつかっていた背節の方が断然に柔らかでした。今は製法と言うより個体差だと考えています。

かつお節が柔らかいと、良い点は削りやすい事です。楽に削れます。半面薄くするのが大変だとも言えます。同じ刃の出し方でも硬い方が薄く削れます。
2点目ですが、味です。柔らかい方が魚肉を食べている感じが強くします。今回の個体だけで感想を言えば、そのまま食べると、伏高さんの方が上品な感じ、坂井商店さんの方は鰹の味が強く感じられました。一見では坂井商店の方がかつお節の味が強く美味しくも感じます。しかし出汁を取るとどうなるのでしょうか。早速、やってみましょう。
*実際に出汁を取りウドンで食べ比べをしました。
レシピ
 かつお節 30グラム
 昆布水   750CC 
*通常より多めのかつお節を使用しました。熱の加え方など同じにしたつもりです。
写真は伏高のかつお節です。
完成した出し汁ですが、味見をすると
1.伏高さんの出汁は濃い目に感じる。上品ですが鰹の香りと味が強め。
2.坂井商店さんの出汁の方がスッキリした感じ。よく言えば上品だし、悪く言えばパンチに掛けると言えます。
不思議なのはそのまま食べると、鰹の味が強く出た坂井商店ですが、出汁にすると伏高の方が強く感じます。
実際にウドンにして食べ比べをしました。正直に言えば、
「何方も旨い」で終わりです。甲乙つけがたいとはこの事です。
其処を敢えて比べればですが、
妻「出汁の味は確かに伏高の方が強いが、坂井商店の出汁で食べたウドンの方が小麦の香りや味を感じる事が出来る」
と成ります。一長一短と言えそうです。
*個人的には伏高の出汁に軍配を上げますが、妻は坂井商店に一票です。
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その鰹節ですが、ご飯に載せるとなるとまた違う感想です。個人的にはひとつの答えが出ました。
私「薄く削った方が美味しい」
と思います。口当たりも良いですし、ご飯との相性も良いと思います。攻めればどうしても伏高さんの鰹節の方が美味しいと成ります。
*硬い分薄く出来ます
先ほどの説明通り個体差だと思いますが今後も比べたいと思います。
使ったカンナは圭三郎です。刃の調整がとても難しくまだまだ下手と報告させていただきます。
さてクレアも豆を食べて鬼退治です。実際には食べてはいません。
本日のまとめ
地域に寄り違いがある節分。かつお節も地域や作り手で違いがある様です。現在かつお節を削ってご飯に載せて頂くとはほとんどの家庭ではしないと思います。今から数十年前は多くの家庭でやっていた事ですが不思議ですね。前回ブロガーさんから「かつお食堂」を教えて頂きました。行った事が有りませんので多くは書けませんが評判との事です。並んで食べる人がいる中、我が家では閑古鳥が鳴いていると言っても良いと思います。(私以外は其れほど食べません
かつお節がもっと評価されて欲しいと願う今日この頃です。
*「かつお食堂」とは渋谷にあるかつお節とご飯のお店です。
おまけコーナー
 かつお節は多くのアミノ酸が含まれているとの事です。血圧を下げる効果も有るとのこと。そのアミノ酸ですが、
イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジンの9種類の人が体内では作れない全てのアミノ酸が入っているそうです。特にリジンが多くその効果で血圧を下げたり、動脈硬化などに良いとの事です。
女性にはうれしい、アンチエイジング、肌荒れにはイノシン酸が効果を発揮するとの事です。
その他疲労回復や集中力アップにも良いとの事です。
これだけ聞けば食べないと損だと思いませんか。
私「こんな身体に良い食べ物だよ」
私の茶碗の上には大量のかつお節が載っています。