今日は、川口市議会、一般質問1日目でした。
議事録は1ヶ月後頃(「検索」が便利)、動画は数日後頃に公開。
所属する会派内で、私が気になったところをご紹介します。
接頭数字は、発言通告書(PDFが開きます)と対応しています。
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1-1 SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業について
市長の答弁は、
川口市立高等学校の生徒にご協力いただき、オリジナルシンボルマークと、そのバッジを作成。また、今後、SDGsに取り組む企業を認定する。SDGs実現の取り組みを市民と共に行う。
とのことでした。
全国に1788ある自治体のうち、「SDGs未来都市」に選定されている自治体は207団体、さらに「自治体SDGsモデル事業」に選定されている自治体は70団体のみだそうです。
5月21日に、川口市公式サイトにも掲載されました。
→令和6年度「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」に選定されました!
ちなみに私は、SDGsの運動について懐疑派です。
川口市は本当に実現できるのかな。
国の選定基準もいまいち分かりません。
まぁ今度、取り組んでいる自治体に視察に行ってきます。
1-2-(1) (美術館)指定管理者制度の今後のスケジュールについて
市側の答弁は、
本年12月までにプロポーザルによって選定し、令和7年3月定例会にて議案を上程予定。
とのことでした。
1-2-(2) (美術館)運営に係わる経費等について
市側の答弁は、
支出(運営費)は、年間約3億円と試算。収入は、年間15万人来館すると想定して約4,000万円。独立採算での運営は困難。支出内容はこれから精査する。
とのことでした。
1-3 国際交流センターの設置について
市側の答弁は、
外国人住民の多い地域で引き続き検討する。
とのことでした。
西川口駅に新しくできた、西川口駅前分室(旧東京三菱銀行西川口支店)に入っているリリアの事務所が、リリアの大規模改修が終了した後にリリアに戻るので、その後が有力ではないかとのことでした。
1-4 外国籍の児童生徒に対する教育の充実について
市側の答弁は、
本年4月より、日本語初期指導のモデル校として中居小学校、仲町中学校に新たに設置。全地区配置を目指し、連絡協議会を開催して検討する。
とのことでした。
日本語初期指導は、芝園にある教育研究所でやっている日本語指導教室と同じかな……?
答弁を最初に聞いた時、「全校配置って、特別支援学級のほうが優先順位高いのでは?」と思ったのですが、今、自分のメモを見たら「全地区配置」と書いてあるので、全校配置ではなく地区内に1校は作りたい(拠点校配)ということですね、勘違い😅
1-5 小中学校の適正規模・適正配置について
市側の答弁は、
本年4月に、本市小中学校の在り方検討会を庁内に設置。今後は外部の有識者も交えた審議会も設置予定。令和7年秋頃に中間報告と「川口市小中学校適正規模適正配置基本方針」を改訂。令和8年に学校統廃合の概要を決め、令和9年に学校統廃合計画を策定。学校再編においては公民館や体育施設も考慮に入れる。
とのことでした。
令和9年って、わりと近いですね。
うちの子ども達はその時まだ中学生と小学生。
どうなるんだろう、通う学校が途中で変わるのかな?
部活動の見直しや老朽化した学校の建て替えもありますしね、早いほうがいいですよね……皆さんはどう考えますか?
ちなみに「川口市小中学校適正規模適正配置基本方針」って、公開されていないんですよね。
新たに策定されるらしい学校統廃合計画(私がメモした仮名称、正式名称かは自信ない)は公開されるのかな。
1-6 肢体不自由児等の特別支援学校の県への働きかけについて
市長の答弁は、
令和6年4月25日、私自ら埼玉県教育委員会に赴き、県教育長に2点を要望。1点目は、現在改訂作業中の「埼玉県特別支援教育推進計画」に肢体不自由児特別支援学校の設置について位置づけること。2点目は、知的障害特別委支援学校との併置案も検討すること。肢体不自由特別支援学校の設置が早期にかなうよう可能な限り働きかける。
とのことでした。
川口市、県への働きかけが具体的になりましたね。
(私が議員になった頃と比較して)
1-7 学びの多様化学校設置の進捗状況について
市側の答弁は、
令和8年4月に川口市立芝西中学校陽春分校での開設に向けて、県と協議中。今後は、生徒や保護者の実状やニーズ等の実態調査等を行う。
とのことでした。
令和8年4月に、市内に(県内初となる)学びの多様化学校ができるそうです! 思ったより早い!
ちなみに、川口市立芝西中学校陽春分校は夜間中学校です。
1-8 受け継がれるべき校長の熱意と行動力について
市側の答弁は、
本市の初任者研修において、大貫海浜学園に設置された金子明先生の殉職碑に対し、黙祷を捧げている。今後も指導し、安全教育を徹底する。
とのことでした。
昭和59年7月29日、朝日東小学校の23人の児童が、海辺での校外学習中に引き潮にさらわれ、その際、金子明校長はじめ教師5名、遊泳客10名で救助に当たったそうです。
児童は全員救助された一方、金子明校長は殉職されました。その前日、金子明校長は「教師は時に命を懸けて児童を守る」と教師陣に言っていたそうです。
川口市議会議事録を確認したところ、少し残っていました。
川口市議会平成元年12月定例会の議事録に残っておりますので、よければご参照ください。(後日、別ブログにします)
1-10-(1) UR川口栄町跡地の利活用について
市側の答弁は、
売却も含め市全体を考慮して検討する。
とのことでした。
1-10-(2) UR川口並木超跡地の利活用について
市長の答弁は、
好立地を生かすとともに、地域の意見も踏まえ、公設公営保育所があったことも踏まえ、市として有効な利活用を検討する。
とのことでした。
1-11 災害見舞金の拡充について
市側の答弁は、
全壊の場合は単身世帯も複数人世帯も10万円に、3分の1以上の損壊・床上浸水等の場合は単身世帯も複数人世帯も5万円に、早急に引き上げる。
とのことでした。
本市の災害見舞金は、現在、全壊の場合は単身世帯2万円、複数人世帯5万円、3分の1以上の損壊・床上浸水等の場合は単身世帯1万円、複数人世帯2万円となっています。
引き上げ、嬉しい! と思いましたが、そもそも被害に遭いたくないなぁと思いました😅
1-12 AYA世代における終末期在宅療養支援の導入について
市長の答弁は、
県でAYA世代終末期在宅療養支援事業が創設されたことから、本市も早急に検討するよう担当部署に指示した。
とのことでした。
埼玉県令和6年度当初予算の、保健医療部(PDF:1,248KB)の9ページに、記載されていました。
AYA世代の終末期がん患者が自宅で安心して看取りまでの療養生活を送ることができるよう、在宅療養に必要な生活支援費用の助成を行い、患者及びその家族の介護及び経済的負担の軽減を図る。
- 事業概要:市町村が実施する助成事業に対する補助
- 補助メニュー:
- 訪問介護・訪問入浴介護・福祉用具貸与
- 福祉用具購入
- 意見書作成料
- 補助対象:訪問介護、訪問入浴介護、福祉用具の貸与・購入費用など
少しでも助かる人が増えれば良いですね。
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明日も一般質問です、楽しみです♪