こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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今朝は、南鳩ヶ谷駅(保育園側)に立ちました!

会釈やレポートのお受け取り、またジョギング中の方も「Facebook見てます」と言ってくださり、ありがとうございます。

保育園に通う子ども達が一様に、不思議そうに私を見ていました。

 

その後は自宅で郵送作業……今週中には、発送します……

時間がかかっており大変申し訳ありません。

 

さて、今日は、一昨日視察した、川口市立教育研究所で行われている日本語指導教室についてご紹介します。

 

実は昨日の没ブログで、こちらについて少し話しています。

 → 教育研究所における日本語指導教室視察

導入された経緯や、本視察の経緯は、上記でお聴きください。

きっかけとなった前田議員と、同期2名をお誘いし視察しました。

 

概要は、市サイトの「教育相談」というページにも載っています!

 

日本語指導教室担当さんより、スライドで概要説明。

(以下、もっとスライドはありましたが、一部抜粋でお届けします)

 

川口市の外国ルーツの子ども達はやはり年々増えています。

 

国としても、外国ルーツの子については「義務教育ではないが、教育を受ける機会を保障している」のだそうです。

 

この後、市内学校の在籍児童生徒数に合わせて現在川口市が行っている3つの支援体制について説明がありました。

  1. 日本語指導教員を加配
    • 小学校(52校中)25校、中学校(26校中)6校
    • 1人につき週1~2時間の指導
  2. 教育研究所での日本語指導教室
    • 月~金、9:35~13:55、20日間(80コマ)のプログラム
    • 教育研究所に通う必要あり(小学生は送迎必須)
  3. 拠点校方式での日本語指導教室
    • 戸塚小学校1人、元郷中学校1人、新郷小学校1人
    • それぞれが担当エリアの小・中学校を全部回る……
協同推進課多文化共生係アゲ。

 

最終スライド。

 

資料がしっかりしていて、「すでに他自治体からの視察がたくさん来ているんですか?」と尋ねたところ「いえ1件も」とのこと。

(コロナ禍ですから、皆さん視察に来ないですよね……)

 

概要説明の後、実際にその教室を見学させていただきました。

 

教室後方の壁。

 

 

棚には、80コマのプログラムがファイルに入っています。

 

 

 

 

 

教室前方の壁。

 

本当は、給食当番も体験させてあげたいけど、コロナ禍もあり弁当持参にしているとのこと。

弁当文化も日本特有で、コンビニ等で買ってきても良いつもりだったそうですが、実際には保護者の方、皆さん作って持たせるそうで、ランチタイムは多国籍で興味深いとか。(見てみたい)

 

教室横の壁面も。

 

 

子ども達は、しっかり日本語の単語を発音し、形容詞の否定形について学んでいるところでした。

全てプリントを活用しており、毎時限、ファイルに綴じ重ね、保護者に見ていただくためにも自宅に持ち帰っているそうです。

また、そのファイルは、本来の在籍校に引き継がれるそうです。

 

視察した感想は、「子ども達すごい」の一言。

先生方も、その伸びの早さにびっくりしているそうです。

1クラス25名想定で、現在はコロナ禍の渡航制限もあり少数ですが、今後、渡航制限が解除されるに伴い、人数も増えるだろうと。

 

入級するきっかけは、在籍校に転入する時。

学務課と連携しており、かならず案内していただくそうです。

保護者の同意が得られたら、学校が申込書を記入し、入級。

 

様々な国のルーツを持っている子が集まりますが、休み時間の会話を聞いたら、英語やポケトークを活用しており、不思議とすぐに仲良くなるそうです。(子どもすごいパート2)

 

保護者は、日本語が分かる人と分からない人が半々。

入級初日は保護者も一緒に参加するそうで、日本語+各国の通訳者も参加し、同時通訳だそうです。(聖徳太子感……)

 

本市の在籍児童生徒数を考えると、少ない申し込み数だなと思い尋ねたところ、「在籍校のままで良い」という方が多いとか。

送迎必須、弁当、遠距離(交通費がかかる)を考えると、日本人でも在籍校を選ぶ方が多いかもしれません。

(他の教育相談でも同様の問題がありますよね……)

 

「市内、もっと拠点を増やしたり、このプログラムを展開したりできないか」と尋ねたところ、「80コマのプログラムは各校が見れる共有サーバー上に張り付けてある」とのこと。

やはり学校からも「共有してほしい」と言われるそうで、拠点校以外でも学校単独で活用している学校もあるそうです。

 

子ども達が在籍校に戻った後も、その在籍校にいる先生と連携して、子ども達のケアにあたるそうです。

ほんとこれですね。

 

児童生徒自身もそうですし、その保護者や、在籍校の先生方の負担も減るよう、どんどん利用者が増えると良いなと思いました。

実際に見てみると子ども達の学びに感動するレベルなので、見学の受け入れや、オンライン動画での紹介はどうか等、議員側からもいくつか案が出て、検討してくださるそうです。

 

一般質問したことが、こうして実現するって、すごいなぁ。

その点においても、「私も頑張ろう!」と思いました。

お忙しい中、視察させていただき、ありがとうございました。

 

追伸、可児市の「ばら教室KANI」みたいに愛称がほしいです……

 

明日、明後日は川口元郷駅に立ちます。

 

最後に、本日確認された市内陽性者について。

市民の皆様におかれましては、

  • 手洗い(30秒以上)
  • orアルコール消毒
  • 「3つの条件が重なる場」を避ける
    • 換気の悪い密閉空間
    • 人が密集している
    • 近距離での会話や発声がある

を徹底していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。