こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。
事務所をずっと開けられておらず、申し訳ありません。
4月16日から4月18日まで、2泊3日で都市基盤整備・危機管理対策特別委員会の行政視察でした。
- 4月16日
- 港区:グリーンスローモビリティについて
- 4月17日
- 鹿児島市:低地区総合浸水対策緊急事業について
- 4月18日
- 宮崎市:消防団の力向上モデル事業について
このブログでは、2日目の鹿児島市視察について書きます。
2日目は、鹿児島市水道局にお邪魔し、低地区総合浸水対策緊急事業(下水道総合浸水対策緊急事業)についてお話をお聞きしました。
こちらは、鹿児島市のその取り組みによって、10年間、床上浸水0件という素晴らしい実績を出されており、国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」を受賞されています。
鹿児島市の公式サイトに、その取り組みが載っています!
本当に素晴らしい成果!
台風等による度重なる浸水被害を受け、下水道総合浸水対策緊急計画を策定することにし、国に協議申請を行い、平成18年度に下水道総合浸水対策緊急事業として認定され、国補助を得て「鹿児島市低地区総合浸水対策緊急事業」を平成19~23年度までの5年間、実施されています。
総事業費:24億7000万円(国補助:14億9000万円、市単独:9億8000万円)で、ハード面では14ヶ所のポンプ場を設置し、ソフト面では低地区4ヶ所の詳細なハザードマップを作ったり住民への説明会を行ったりされています。
25億円弱(うち鹿児島市の負担約10億円)で、床上浸水被害ゼロを達成するなんて、すごすぎる……!
実際に、ポンプ場の現場視察もありました。
こちらが、水道局から一番近い真砂雨水ポンプ場。
後ほど出てくる下水が一定の水位になったら、自動的に①下水から市街地への水路を伝った逆流を防ぐためのゲートが閉まり、②市街地か下水へ水を放出するポンプが作動します。
こちらが、その下水。
川に見えますが、むき出しの下水だそうです。
川口市内にも、市のポンプ場が21個。
さらに埼玉県のポンプ場もあり、災害時は活躍してくれていますが、なかなか、床上浸水ゼロにはなりません……
私は、鹿児島市の本事業の中で、特に低地区用のハザードマップが良いなと思いました。
建物1軒1軒が示されている粒度の地図で、とっても分かりやすく、川口市も作ってほしいなーと……防災本にもハザードマップはありますが、もっと細かいものを。
とても参考になりました、ありがとうございました。