こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。
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今日は、先月SKIPシティ⇔SR鳩ヶ谷駅間で行われた、自動運転バスの試乗報告をします。
2月は関係者のみの試乗で、オリパラ後に対象を広くして2回目の実証実験をすることを検討中だそうです。
市民として、一足先に乗車させていただきました。
SBドライブさんと、三菱スペースソフトウエアさんと、福山コンサルタントさんにご説明いただきながらの試乗でした。
この事業に係る企業のプレスリリースは以下の通り。
- 地震の揺れ到達前に車両を停止させるシステム等などを検証 川口市、SBドライブ、国際興業、三菱スペース・ソフトウエア(pdfが開きます)
- 自動運転バスとパーソナリモビリティの組み合わせで移動が便利なまちづくり 福山コンサルタント(pdfが開きます)
- 自動運転バスの実証実験に運転士を派遣します 国際興業バス(pdfが開きます)
- 「自動運転バスの接近を知らせる電光掲示板」を設置 アークノハラ
「川口 自動運転」で検索すると、たくさんの記事も出てきます。
その中でも珍しい、試乗後の記事はコチラ→ 自動運転バス、乗り心地は?運転手いるけど、このポーズ(朝日新聞)
写真をいっぱい撮ったので、それをメインに。
側面①。
正面。
車体正面に、
- 3Dライダー
- レーダー
- カメラ
の3つが付いていて、前方を複合的に監視しているそうです。
車内で監視画面を見せてもらったのですが、動く車や人もきちんと把握された立体マップができていました。
側面②
背面。
運転士はいるもののハンドルは握らず、最初に人間が手動運転した軌道を記憶して、それを辿り自動運転しているそうです。
危険な時は運転士が操作することで、そのハンドル・ブレーキが優先(「オーバーライド」)されるとのこと。
路上に連続して駐停車されている車をよける際にはハンドル、交差点での右折時にはブレーキが、オーバーライドされていました。
また、中に5台、外に7台のカメラが設置されており、運行会社(今回は国際興業バス)が遠隔より常に監視していて、車内外の緊急時には車内アナウンスで誘導が入ります。
今回は地震で緊急停車した後にアナウンスが入りました。
「安全が確認されたため~」という、電車でよく聞くアナウンスのような感じでした。
パーソナルモビリティの自動運転も実験されていました。
(2つのバス停から科学館内までのシニアカーの自動運転)
交通アプリの説明もありました。
スマホ等の端末で行き先を指定する→経路が表示される→「OK」を押す→複数交通機関の運賃を合算で決済完了。
出発地(自分のいるところ)にパーソナルモビリティがお迎えバス停へ→バスに乗る→降りる→現地のパーソナルモビリティがお迎え目的地へ→到着、というラストワンマイル支援がありました。
あとは、信号機との連動や、路上に設置された案内板との連動も実験されていました。
信号機が赤の時はその手前で止まり(前に車両があれば当然その車両との間隔をあけて停車)、案内板は、自動運転バスが近付いたら自動で「自動運転バスが通ります(もうすぐきますよ)」と表示されるそうで、路上の小学生が喜んでいました。
最後に、試乗アンケートへの協力です。
今回の実験内容がまとまっていたのでメモ代わりに写真。
乗ってみて、正直、現状はやはり手動運転の補助という感じで、未来的なイメージの完全自動運転(自動運転レベル5)までは遠いかなぁと思ったのですが、信号協調や立体マップでの障害物感知で停車する機能は手動運転より安全だなと思えたり、子ども達が外で喜んでいたのを見て『こういったワクワクする技術って良いなぁ』と思えたり、試乗前と後で自動運転の捉え方が変わりました。
今回の実証実験結果を検証し、オリパラ後には一般の方向けの実験も……と検討されているとのことなので、その日が来ることを皆様も楽しみにされてください。(私もまた乗ろう)