こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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かわぐちトーク会

2019年11月20日(水) 10:30-11:30@川口駅近辺

もちろん子連れ可!! 今のところ応募ゼロ……

参加をご希望の方はお気軽にメール等でご連絡ください☆

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今日は、午前中は地域周り、午後は勉強会に参加しました。

本来なら、今日の勉強会について投稿するのですが、先週木曜日に参加した勉強会について今日は報告します。

 

  • 内閣官房 就職氷河期世代支援推進室
  • 厚生労働省 人材開発統括官
  • 厚生労働省 福祉・援護局

から、3名のスピーカーが登壇して説明してくださいました。

 

この資料の一部は、ネット上にも存在しているので、気になる方はご覧ください。→就職氷河期世代支援プログラム(内閣官房)

 

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▼就職氷河期世代支援について
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○内閣官房 就職氷河期世代支援推進室 担当者より

就職氷河期世代=雇用状況の悪化が団塊世代Jrを直撃した。
(参考:就職氷河期世代の人生再設計に向けて(pdfが開きます)

今回支援する対象者
・不本意非正規(50万人)
・長期無業者・ひきこもり(40万人)

対象者には様々な事情がある
 ①ハローワークをすぐ活用する方
 ②まずは社会参加に向け丁寧な、息の長い支援が必要な方

3年で効果が出る方々ばかりではない。

施策の方向性……今関係府省で概算要求しているところ

(参考:令和2年度概算要求 就職氷河期世代支援プログラム関連予算について
①相談、教育訓練から就職まで切れ目のない支援
②福祉的支援(アウトリーチ、NPOの活用)

他、

支援を必要とされる方に届くように政府も頑張る。

○厚生労働省人材開発統括官 担当者より

就職氷河期世代に対するこれまでの取り組みと課題
平成20年(この時25~34歳)から平成30年(この時35~44歳)の、10年間で、フリーター等は(88万人から52万人に)減少したが、無業者数は(38万人から40万人と)変わらない

就職氷河期世代の方々の活躍の場をさらに広げるために
地域若者サポートステーション→49歳までに支援拡大する。


都道府県プラットフォームによる支援のイメージ図

(参考:就職氷河期世代活躍支援都道府県プラットフォーム設置要領(モデル都道府県)(pdfが開きます)
・プラットフォームを知る場を作ることも大事
・都道府県プラットフォームと市町村プラットフォームで重層的に

○厚生労働省 福祉・援護局 担当者より

これまで:ハローワークメイン
これから:それ以外(福祉)も担う

市町村での引きこもり支援の強化の全体像

(参考:ひきこもり対策推進事業
・認知症サポーター制度みたいな「ひきこもりサポーター」

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ご説明は以上で、この後、質疑応答に移りました。

11問の質問が出まして、地方議員レベルで気になるのはやはり、

  • 国からの予算の付き方
  • 自治体レベルでの取り組み(限界)
  • 個人情報保護を念頭に置いての支援方法の模索
なんだなと、皆様の質問を聞いていて思いました。
 
あと、
  • 家族への支援
について、元農水事務次官がひきこもりの長男を殺害したとされる事件を引用しての質問も出ました。
 
個人的には、都道府県毎にプラットフォームを作り、優良モデルを横展開するそうなのですが、詳細は都道府県が考えることになるんだなとか、都道府県を跨いだ支援は? と気になりました。
 
話を聞いていて、以前見学したかわぐちサポステ(地域若者サポートステーション)を思い浮かべていたのですが、まさにお話に出てきたので、自治体としてもより活用しなきゃなと思いました。
 
今、よく見かける「アラフォークライシス」「就職氷河期世代支援」「ひきこもり支援」について、1時間半で理解が深まりました。
企画・運営してくださった若市議会の皆様ありがとうございました。