こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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かわぐちトーク会

2019年11月20日(水) 10:30-11:30@川口駅近辺

もちろん子連れ可!! 今のところ応募ゼロ……

参加をご希望の方はお気軽にメール等でご連絡ください☆

 

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今日は、羽田空港始発の飛行機に乗って、北海道砂川市へ、「すながわスイートロード」の視察に行きました。

実は私が選挙時に挙げた6つの提言のうち、一番いろんな方に触れられるのが「スイーツ通り」なんです。

「これ期待して入れた!」と言われる方も結構いらっしゃいまして。

 

でもこれって、民間発が順当では……行政でやられているところがあるのかしら、と調べていたら、北海道砂川市さんを発見。

市の公式サイトヘッダーロゴに「スイート」が入る本気具合。

 

ぜひとも勉強させてください、と視察を申し込みました。

 

一人で行政視察に行くのは初めてで、緊張して駅を降りると、改札の外に既に職員さんと思われる方が2名立ってらっしゃって、私を見るなり「ようこそ!」と出迎えてくださってびっくり。

 

「Facebookで、5時間前に「今から行く」とあって」「毎日ブログを更新されて大変じゃないですか」と言われ、さらにびっくり。

実は、行政視察を申し込んだ際に「こちらにいらっしゃる時間をフルに使って市内を案内します」と言われていたのですが、『もしや宣伝効果を期待されているのでは!?』とこの時に思いました。笑

 

実際たくさんの店を訪ねることができたので、それは第2弾で……

 

昼食後、「SuBACo」にて座学(先方のご説明&質疑応答)。

砂川市議会の増山副議長も同席され、再び緊張。

砂川市経済部、商工労働観光課、副審議監様より、事業概要と導入の経緯、事業にかかる費用、事業詳細、効果、今後の課題などをご説明いただきました。

  • 砂川市は、周りを炭鉱の町に囲まれ、昔から菓子店が発展しており砂川菓子組合もあり、素地があった。
  • 砂川市立病院という大きな病院を持ち、お土産やお見舞いにちょうど良く、医療と菓子を中心とした街になる。
  • 砂川菓子組合×関連団体(商工会議所、観光協会、商店会連合会、消費者協会、青年会議所、他7団体)×砂川市で、すながわスイートロード協議会を平成14年に設立。
    • 協議会事務局が砂川市商工労働観光課にあり。
    • 平成12年から動き始めたが、最初は難色を示される(各店の独自色が失われるのではないか、荷が重い、e.t.c.)が、何度も会い「元気を分けてほしい」と説得。
  • 目標
    • まちのイメージアップ
    • まちと人が元気になる
  • ターゲット
    • 家族連れ、女性、カップル
  • スケジュール
    • 第一段階(~5年):札幌圏
    • 第二段階(~10年):北海道
    • 第三段階:道外
  • 事業例
    • 図書館で読み聞かせた絵本の中のお菓子を子ども達と作る。(例:グリとグラ)
    • すながわスイートタイム、毎回反省会をして試行錯誤しながら11年継続中。次年度は市外に広げる。
    • 高校生への協業呼びかけ
      • 若い人がやると活気が出る。(「若い子が頑張ってるね!」など応援も)
      • 勉強の場や、地域コミュニティ活性化にもなる。
    • すながわスイートスタンプラリー
      • 1年目は菓子店だけにしたが、2年目はその他の店も含め70店舗が参加。→菓子店以外にも訪れる人が増える。
    • PR事業(北海道じゃらん、テレビ、YouTube、るるぶ北海道、「女子旅」ツアー企画、など)→協議会参加店の負担ゼロで宣伝(ちなみに協議会加入費年会費0円)
  • 事業費&使途、はブログでは割愛。
  • 効果
    • 菓子店の売り上げ・付加価値向上
      • 効果は事業毎に毎回調査(去年比、前月比)→売り上げUPが見て取れる(可視化)
      • 市外や首都圏に新店舗進出
    • 市民および行政が、体感としても街の活性化を実感
  • 課題
    • 菓子店以外への経済波及効果が少ない
    • 行政主導から民間主導への移行
目標達成のためのポイントとして、明確な目標、強くて楽しい組織、個々の前向きな姿勢&チームワーク、を挙げられていましたが、それより何よりも一番は、市民のマチへの愛着心が強いことが、成功につながっているのではとおっしゃっていました。

子ども向け事業を通して、砂川人を育てているそうです。

 

他にご紹介したいのが、マップと「砂川ぐるり」作りの経緯。
 

すながわスイートロードのマップが可愛い&カフェっぽい。

市の案内パンフも一新し、市民(高校生、女性)とのワークショップを経てA5サイズ「砂川ぐるり」にしたそうです。
これにより、手に取ってもらえる数が格段に多くなったそうです。
 
また、基本的に日帰り客で、地元の方はもちろん、市外の方を積極的に呼び込むことを念頭に動かれているそうです。
ターゲットを女性に絞ったとのことですが、確かに都内を見ても、女性に人気のある街が、オシャレな街というイメージな気も……
この事業との関連は不明ですが、カフェも増えてきたそうです。
 
市民と行政が一致団結して事業を行い、「街の活性化になっている」と皆さんが思えているところがすごいです。
効果の可視化も行われ、事業が順調なのも頷けます。
 
ただ、やはり最初は一筋縄ではいかなかったとのこと。
順調になるまで、17年はかかったと。
「私が市議5期目までやる感じですね」と言うと「ぜひ頑張ってください」と言われました。苦笑
ひとまず私も、もっと地域の方と話そうと思いました。
 
今日はご説明くださり、ありがとうございました。
増山副議長、私、副審議監様。
 
ちなみに、SuBACoは、まちおこし協力隊の方々が運営されており、内装等も最初にメンバーや子ども達がDIYしたそうです。
 
外観。
砂川駅から歩いてすぐのところ、目の前にあります。
 
市内店舗のカード達。
↑手前には「砂川ぐるり」とすながわスイートロードのマップが。
 
また、砂川市内をご案内してくださった、砂川市議会事務局次長様と、議事係長様もありがとうございます。
すみません、やはり1記事に各店舗のご紹介も載せようとすると長くなるので、後半に分けます。(「ぜひ10日間に渡って書いてください」と言われましたが、それは止めておきます。笑)
 
各店舗でお話してくださった方々もありがとうございます。
第2弾は土曜日に書きたいと思います!
明日、明後日も、勉強会&視察です、頑張ります。