荻島動物病院 院長の日記
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2011-08-26

熱中症について

テーマ:ペットの健康

以前2003年8月の院長日記に熱中症に関して書いたことがございましたが、

熱中症になったウサギさんが来院しましのでウサギの熱中症について日記を書きます。



ウサギは暑がりな動物です。ウサギは長い耳で体温調節を行いますが、

小型化(ドワーフ化)されたウサギが多くなり耳が小さい分体温調節が出来にくくなります。

ケージを窓際に置いたりベランダに置くことは危険です。

18~25℃位の部屋に入れ扇風機等を併用し空気を循環させて下さい。



今年は節電がさけばれていますが、節電としては

①保冷剤をかじられない様布等に包みケージの床下や上にかぶせます。

②ペットボトルを凍らせてケージのそばに置いたり小さいものはかじられない様に

ケージ内の隅に置く。又、ペット用クールマットも効果が有ります。



もし熱中症になりそうの状態に」なったら冷やしたタオル等を耳に当てて身体全体を冷やし

病院で診てもらうようにして下さい。





犬ではパグやフレンチブルドック・キャバリアなど短頭種は暑さに非常に弱いので、

散歩時間を早朝や夜涼しくなってからにして下さい。


夏は食餌料を控えて(この時期は食欲が低下します)体熱を抑え

又、脱水防止には冷えた水をこまめに与えて下さい。

毛の長い犬はお腹の下などをカットし短くしたりして下さい。

又、水浴びも効果的です。




猫は元々砂漠起源の動物なので暑さには比較的強く、

熱中症になった猫を診たことはありませんが

夏バテにはなりますので環境の注意は必要だと思います。

2011-07-23

歯の手入れについて

テーマ:ペットの健康

歯の手入れの目的は歯垢除去と歯周病の予防です。





犬用歯磨きペーストと歯ブラシを使用することが理想ですが

液体のデンタルジェルや指やガーゼを使っても有効です。





歯磨きは


①最初は口の周りを触ることから始めていただき触れられることに慣れてきたら頬の上から歯肉や歯根部をマッサージするようにして下さい。



②口周辺を触れる事が出来るようになりましたら指を口の中に入れて歯と歯肉境目辺りを直接マッサージして

下さい。少しつづ歯磨きペーストを付け味にも慣れさせて下さい。



③続いては、指にガーゼを巻いて水や歯磨きペーストを付けて歯肉と歯を軽くこすって下さい。



④口の中を、嫌がらず触れられるようになったら歯間部や歯と歯肉との隙間を歯ブラシを使って綺麗に

しましょう。上顎は下顎の歯垢も付きやすいので継続的に歯磨きは行ってください。






犬用デンタルガムも噛むことで唾液分泌を促進し歯垢が付きにくくなります。

歯肉の血行も良くなり歯周病の予防効果もあります。



歯石予防用の固いフードや、骨(鳥の骨は縦割れし、胃腸を傷つけることがありますので避けて下さい)を与えて噛むことによって機会的に歯垢がとれます。



柔らかく調理された食餌を与えられる小型犬は歯垢が付き、歯周病を起こしやすくなりますので歯磨きの習慣をつけましょう。

2011-06-10

歯周疾患による老化について

テーマ:ペットの健康

院長日記も暫らくお休みさせていただいておりました。



ホームページにリンクしております「イヌネコだらけ伝説」のkabaさんに制作頂き、荻島動物病院のホームペ―ジが復活できましたので、この機会にと思い今回は「歯周疾患とケアについて」院長日記を書きました。


新しいホームページアドレスはhttp://www.ogishima-ac.com/ です。








犬猫の歯周疾患が引き起こす全身への悪影響は、活性酸素が多くなるための酸化ストレスです。

歯周疾患のある動物は、歯垢や歯石により歯肉に細菌感染が継続的に起こり、炎症が進行することで白血球などの働きが活発になり活性酸素が多く作られます。


活性酸素は細菌の増殖を抑えますが、細菌感染が持続的だと過剰生産され全身の細胞組織に悪影響をおこし、全身の機能が低下します。

この状態が酸化ストレスです。


わかりやすく申し上げれば、金属が錆びるのと同様の状態で身体の機能低下で老化が進行します。

歯周病疾患により寿命も短くなると言っても過言ではありません。

食餌の注意も日ごろから心がけ、柔らかく調理された食餌だけでなく、かたいドライフードやたまには鶏以外の獣骨を齧らせ、歯石付着を予防してください。


犬はガムを与えることもよいと思います。







次回院長日記は「歯の手入れについて」書かせて頂きたいと思います。















2009-04-28

このままでいいの動物看護士さん?

テーマ:ブログ

 動物病院で獣医師のサポートとしての動物看護士さん(アニマルテクニシャン)シャンプーカットなど美容師さん(トリマー)が活躍し又専門学校も各地で増えています。しかし専門職であるにも拘わらず現在国家資格免許証も無く民間団体の資格認定であり卒業すれば資格を取得出来る学校や、美容、躾けなど幅広い知識を身につける学校など、カリキュラムや教育体制も様々であり2年制から4年制まで色々です。

今後は資格の統一化が望まれます。動物診療は現在国家資格免許を持つ獣医師以外は、採血すら違法行為でありあくまで補助業務だけで何もする事が出来ません。

 違法行為とは獣医師法違反の犯罪行為だという事です。

欧米では動物看護職が公的資格になっています。今後日本でも早急に公的資格認定制度の整備、国家資格免許を検討する時期ではないでしょうか?

 人と動物が共に健やかに暮らす社会の基盤作りに動物看護職が果たす役割は益々重要になると思います。

2009-01-13

犬ブルセラ症について

テーマ:ペットの健康

新年おめでとうございます。

新聞報道などで御承知の方もおられると思いますが、昨年浦安のドッグレンタルサービス等を行う店舗施設でブルセラ症の発症が確認され保健所の立ち入り検査が実施され10月初旬店舗閉鎖しました。

また、市川市内でも市の管理しているドッグランを利用している犬の陽性犬の報告がなされ市保健医療課より当院が相談を受け消毒閉鎖を指示しました。


犬ブルセラ症とは人にも感染するズーノーシス(人畜共通感染症)の一つでブルセラカニスという細菌が病原体です。

人が感染した場合はリンパ節の腫脹、発熱等風邪のような症状を起こしまが重症になる事は少ないようです。

細胞内寄生するブルセラカニスによる細菌感染症でオス犬では睾丸炎や精巣上皮体炎を起こし、睾丸委縮を起こします。

メス犬では胎盤炎により流産、不妊を引き起こします。

感染は流産胎児、胎盤陰部からの分泌物、尿などに含まれる細菌の経口感染や陽性犬との交配によります。

一般的には血液の抗体検査を行い調べます。治療はテトラサイクリンやエンロフロキサシン等の抗生剤で4~6週間の投与が必要となります。

ブルセラカニスは不顕性感染(症状があまり出ない状態の感染)により蔓延する恐れがあります。

犬から人への感染は稀ですがお産の時の胎盤や死産胎児から経口的に、又、粘膜や皮膚の傷口から感染します。


予防法としては

・犬と接触した後は石鹸等で手洗いうがいをする。

・流産した犬は獣医師の検診をうける。

・流産胎児や流産時の汚物などの接触を避け流産犬の世話はゴム手袋、マスク等をつける。

・汚染した場所は消毒アルコール、次亜塩素酸ナトリウム(ハイター等の漂白剤)などで消毒する。

・感染犬と健康犬を隔離する。


パソコンの問題で院長日記が書けずにおりました。ホームページもリニューアルしていただきましたので今後は年間数回は院長日記に書き込むよう努力していきますのでよろしくお願い致します。

2008-01-15

明けましておめでとうございます。

テーマ:ブログ

院長日記もだいぶ間が空いてしまいごめんなさい。


小学校時代の同級生のK社長からのベトナム訪問便り、高校時代の同窓生のY弁護士からの社会問題に関する事、大学の同窓生のN.I先生(開業獣医師)からの獣医師としてのその年に対するコメント、毎年3人の年賀状はとても長い文章で色々とご意見が書かれており、今年も楽しみに拝見させていただいております。
今年は同業者のN.I先生の年賀状を皆様に紹介させていただきます。

『謹賀新年2008年元旦
 近年、鹿・猪・熊・白鼻心・狸・猿・アライグマ等の増え過ぎによる疥癬の伝播で皮膚病が蔓延したり、更に田畑・果樹園は片っ端から食害にあい、畑境にトタンや網を張らないと農作物の収穫が出来ず生活が立ち行きません。お年寄りはトタンが張れないため離農するしか道がありません。
 アライグマ・白鼻心・ヌートリア・かみつき亀・緑亀等、一度はペットとして飼っていた動物を手に余って捨てる人がいます。又他方では動物愛護と称し、野生の動物や捨てられた動物に餌をやり、繁殖に手を貸している人もいます。神戸では公園や団地に狸が群れて遊んでいる地域があります。又、捨てられた動物が猛スピードで増え続け、埼玉のアライグマの捕獲数は2006年は8頭、2007年は600頭のもなったそうです。やがて群馬にもやってきて年1000頭級になるでしょう。広島公園では平和の象徴「鳩」に餌やりをしていたため鳩が増えすぎ鳩公害を招来してしまいました。役所が餌やりを禁止し、指導したところ鳩は十分の一に減少し公害も軽減されました。
 野良犬や野良猫に餌を与えるなどの間違った動物愛護は、他人の迷惑になることもありますから、やたらとしてはいけません。
 犬を放し飼いにするのはもちろんマナー違反です。しかし、山村で鹿や猿・狸を追う犬を毎日放して飼っている人が、近所の人に喜ばれているという皮肉なケースもあります。
 本年もよろしくお願い致します。』

以上、私と同じような考え方の年賀状でしたので院長日記で紹介させていただきました。

2007-06-19

「ノラ猫・地域猫について考える」

テーマ:思うこと


荻島動物病院のブログ-ネコの親子


 広報いちかわ5月19日号をご覧になられた方もいらっしゃると思います。


市川市広報には飼い主のいない猫(ノラ猫)を考えると題していろいろ書かれていました。
地域とボランティアと市が協力してノラ猫を〝地域猫〟に、と題して飼い主のいない猫に助成金オス1頭1万円、メス1頭1万5千円の助成をし、協定動物病院で避妊・去勢手術を行うとの内容です。


私は市川獣医師会員でありますが、広報に掲載されるまで全会員が何も知らぬ間に発表されたものでした。

その後において市から獣医師会に協力を求めてまいりましたが、市川市役所には獣医師が一人もおりません。何で獣医師会に相談もせず一方的に行政が発案・発表したのか疑問に思います。

 たくさんの問題が考えられます。
猫の好きな方嫌いな方、市民税の使い方としてうんぬん~いろいろあります。
臨床獣医師の私としては、本当のノラ猫は捕まえることが難しく、またノラ猫か飼い猫かの判断は無理と思われます。


また、手術後も実際にノラ猫を管理・飼育出来るかも疑問です。
もし間違って飼い猫を勝手にノラ猫として手術をしてしまった時の責任は誰が取るのでしょうか。

犬と違って繋留義務(放し飼いはダメ)のない猫をいかに管理していくか問題が多々あります。
我々獣医師の立場から考えると、手術したものに個体識別のためにマイクロチップの挿入や、1頭に対しての助成金を5千円位にすれば、3倍の数の避妊手術助成が可能と思います。


千葉市や船橋市など近隣の市では現に5千円助成であり、また飼い猫も対象になっています。

 ただ可愛いから餌を与えるということと、正しく動物を飼うということは意味が違うと思います。

ただ可愛がり無責任に飼育し、捨て猫をしたりする方がいるため、このような結果になってきていると思います。

このようなことを無くすためには、飼い猫とともに地域猫に避妊手術をし、きちんと管理していくこと〝管理地域猫〟にしていくことにより市への苦情も減り、確実に猫問題の解決はできると思います。

2007-03-06

「狂犬病“上陸”を防げ」

テーマ:ペットの健康

 2004年4月21日と2006年11月17日の院長日記に記載しましたが、4月より狂犬病予防注射時期ですので再度狂犬病について書きます。

昨年日本人がフィリピンで2人狂犬病に罹り、帰国後亡くなりになりました。
日本各地に入港するロシア船の多くが「守り神」として乗せている犬が法律で義務付けられた検疫を受けずに上陸し、狂犬病が国内に入り込む恐れが強いとして厚生労働省が「不法上陸犬対策要領」を作成し、異例の対策に乗り出しています。狂犬病は、感染するとワクチンを接種しなければ死に至る病気です。
動物の狂犬病は国内では1957年以降発生しておりません。

しかし鳥インフルエンザ同様いつ日本で発生するかわかりません。
厚労省は狂犬病の“上陸”に神経を尖らせています。
ロシア船は北海道・富山県以外にも本県や横浜などにも入港しています。
日本では狂犬病予防法で、犬を飼う際、自治体への登録と年1回の狂犬病予防注射が義務付けられています。しかし近年室内犬などの未接種犬が増え、接種率が低下し、感染発生が危ぶまれています。

4月から予防注射が始まります。狂犬病から人の命・犬の命を守るために狂犬病予防注射を必ず受けるようにしましょう。


狂犬病 - 狂犬病ウィルスを持った犬や猫、コウモリ、アライグマなどに
咬まれると、唾液内のウィルスが傷口から入り、感染する。
潜伏期間は約1ヶ月。ワクチン接種で発症は防げるが、発病すると治療法がなく、恐水症状・呼吸障害などが出て、数日のうちに死亡する。

荻島動物病院のブログ

2006-12-26

「冬眠について」

テーマ:思うこと

兵庫県の六甲山で、35歳の男性が10月に遭難。意識を失い、発見されるまで3週間食べ物だけでなく、水すら飲まずに生還された報道がありました。


担当医師は22度という極端な低体温症で、内臓は機能停止状態で、動物の冬眠状態に近かったのではと、説明しておりました。

シマリス・ツキノワグマなど冬眠することは知られておりますが、不明な点が多く、謎に包まれています。
最近年間リズムを刻む冬眠ホルモン(HP)が発見され、急速に解明が進んでいます。
同じげっ歯類のネズミは寿命が、3年位に対し、シマリスは11年もあり冬眠によって不老長寿を手に入れているようである。

人を含め冬眠しない動物は、体温が20℃以下になると心臓が停止してしまします。

冬眠するシマリスの場合は、通常より体温が30℃低い5℃でも心臓は、ゆっくり拍動を続けます。
冬眠中でも1週間おきに30分ほどで急激に体温を戻し排泄などし、約10時間後には、再び冬眠に入ることを、繰り返します。

シマリスの寿命は、年間を通してのHPの変動リズム自体が、長寿に関係していると思われています。

一方大型動物の、クマの冬眠については、まだ謎の部分が多く、シマリスとの違いは、体温低下が5℃位と小幅であり、排泄しないで約半年間完全に眠り続けます。

最大の特徴は、メスグマは冬眠中に出産し、母親はほとんど寝たままで、小グマだけが起きており、母乳を飲み続け生育する事です。

リス・クマなど、恒温動物の冬眠と、カエル・ヘビ等変温動物の冬眠は、別のメカニズムと考えられています。


体温低下状態は、医療の分野にも応用され、心臓の動きを抑えて手術を容易にしたり、脳損傷の悪化を抑制したりと利用されています。


今年最後の院長日記です。日記でなく四季になりごめんなさい。私は、これから冬眠に入ろうと思っています。
皆様良いお年をお迎え下さい。

2006-11-17

「36年ぶりに発症した狂犬病について」

テーマ:ペットの健康

厚生労働省は11月16日京都市在住の男性がフィリピンで犬に咬まれ、狂犬病を発症したと発表した。男性は重体。日本人の狂犬病発症は、1970年以来36年ぶり。(時事通信)


 「狂犬病について」
 狂犬病ウイルスによって起こり、人を含めた全ての温血動物が感染します。 発症した動物の唾液中にはウイルスがたくさん含まれていて、咬まれることによって感染します。ウイルスは傷口近くの神経を伝って脳へ侵入し、興奮・麻痺・けいれん等の症状を起こします。 人では水を飲もうとするとけいれんを起こすために恐水症と呼ばれることもあります。この病気は発病してからでは有効な治療方法がなく、ほぼ100%死亡してしまうたいへん恐ろしい伝染病ですが、ワクチンで予防することができますので、ワクチン接種は狂犬病の予防対策には非常に重要です。
 日本では昭和25年に制定された狂犬病予防法によって、国内の犬の登録及びワクチン接種と輸出入時の検疫が義務づけられてきました。このため昭和32年以降国内では狂犬病の発生はありません。
 一方、海外に目を転じると、依然として多くの国で、人、犬、猫、家畜やあらいぐま、きつね、スカンクなどの野生動物の感染が報告されています。近年のペットブームなどによりこれらの動物を身近に飼う人が増え、狂犬病が日本に侵入した場合、人に感染する危険性もますます大きくなってきているといえるでしょう。

「狂犬病について」は厚生労働省のホームページから抜粋、写真・記事を転載します。


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