オリンパス OM-D E-M1 MarkIII 使ってみました! | □■□■ おぎさく スタッフブログ ■□■□

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本日2月28日、オリンパスより3代目OM-D E-M1、「OM-D E-M1 Mark III」が発売されました!
このカメラ、前機種の小型軽量ボディはほぼそのままに、
OM-Dシリーズのプロ用モデルである『OM-D E-M1X』の性能をたっぷり詰め込んでおり、
マイクロフォーサーズ機の良いとこ取りを果たした、ハイコストパフォーマンスミラーレス一眼となりました。

小旅行に出かけた際に使ってきましたので、その使用感をサックリお伝えしたいと思います。
(京都・・・ではなく、日光でイチゴ狩り&湯西川温泉&東武ワールドスクウェアに行ってきましたオレンジ)

 

 

 

 

 

まず、E-M1X同様に「OM-D E-M1 Mark III」に新搭載された主な性能は、このあたり↓
・新エンジン「TruePic IX」搭載
・背面十字ボタンの斜め上に配置されたマルチセレクターの搭載
・手持ちハイレゾショット
・ライブND


「OM-D E-M1 Mark III」は新エンジン「TruePic IX」を採用し、シングルエンジンながらも

TruePic VIIIを2基搭載しているE-M1Xと同等の画像処理性能を誇っています。
そして新エンジン「TruePic IX」になったことで、手持ちハイレゾショットやライブNDが可能になりました。

 

注目したいのはE-M1シリーズで初めて使用可能になった「手持ちハイレゾ」「ライブND」機能や、進化した「瞳AF」

手持ちで星空撮影ができるという「星空AF」機能!

 

 

 

 

ますは、「手持ちハイレゾ」から試してみたいと思います。

東武ワールドスクウェア、ミニチュア世界の街角結婚式。

カメラ上部、連写ボタンからハイレゾショットを選択。

撮影後、数秒間待って画像を生成します。

 

数ショットの画素情報を使って高解像写真を生成するこの機能は、通常であれば手ブレ厳禁。

三脚をしっかり据えて撮ることが当たり前のようですが、

「手持ちハイレゾ」の名の通り、手持ちで身軽に撮影することが可能。

 

同画像をトリミングしたのがこちら。

窓の格子のデティールや立体感も損なわれず、精細に写し取っています!

 

 

 

 

 

東武ワールドスクウェア園内を疾走するSL大樹で追従性能をお試し。

 

AF/AE追従最高約18コマ/秒の高速連写性能をお試し。
被写体が移動する方向に合わせて設定できるカスタムAFターゲットモードを使おうかと思いましたが、
設定せずとも充分にAFが食いついてくれました。


その他、前後方向に急に動きが変わる被写体等にピントが合い続けるよう、C-AFの追従感度を5段階調節することもできます。

 

 

 

あ!巨人!!!

 

いやいや、園のスタッフさんです。

 

園内の植木(本物の植物!)の手入れをしていました。

熟練の手仕事。

 

 

 

続いて、「ライブND」



 

ライブNDは、フィルターが装着できないレンズでもNDフィルターを付けたかのような効果が得られます。
ワイドズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」等でもスローシャッター効果が出せるのがポイント。
撮影前にモニターで効果のかかり具合が確認できますし、NDフィルター着け外しの手間も省けるという便利な機能です。

 

小雨の降る大内宿。

防塵防滴性能で、ちょっとの雨でも躊躇することなくカメラが構えられる~雨

 

 

 ←ここは定番の撮影スポット

 

 

ちょっと休憩。

 

 

 

「顔認識/瞳AF」の精度も向上しました。

 

ちょこちょこ動き回る子どもの顔も安定して追従。

顔はお出しできませんが、少し前のコマは手前の目にバッチリピントが合っています。

タッチ操作で、簡単スピーディに狙った顔にロックをかけられるのも嬉しいところです。

 

 

 

 

そして、「星空AF」

 

まずはLVブーストでライブビュー画面を明るく表示させ、暗い中でも構図を決めやすくします。
そしてAFを「星空AF」に設定し、星にフォーカスポイントを合わせてAEL / AFLボタンを押すと、

ほんの数秒で星にピントが合います。

オリオン座が撮れました。オリオン大星雲も見えますね!

 

もちろん三脚を使っての星空AFも顔可能。

その際は、星空AFのデフォルト設定「速度優先」を「精度優先」に切り替えるといいそうです。

 

 

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROだけしか持って来なかったのが悔やまれる・・・

もっと明るいレンズを持って来るんだったーえーん

 

星空AFの真の実力は、ご購入頂いてご自身で体感してくださいませ!

(ベストショットが撮れたら是非スタッフに見せてくださいm(_ _)m)

 

ちなみにこのミニかまくらの光にも「星空AF」が使えました。

 

湯西川温泉のかまくら祭りは初めて来ましたが、今年は雪が少ないせいで小規模なんだそうです。

ひっそりと静かな光が川辺を照らしていました。






 

 

最後に、地味なところながら使いやすいと思ったのが「マイメニュー」機能。

E-M1Xにも入っている機能ですが、E-M1 mark IIIでも使えるようになりました。

メニューボタンを押すと、一番下の★印に表示されているところですね。
★×5ページ ×各7項目 =全部で35項目の設定が可能。
「ライブND」や「C-AF追従感度」の設定等、ここによく使う設定を割り振っておけば、

メニューページからその都度設定を探す手間が省け、大幅な時短が叶います。

これは便利。

 


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フルサイズミラーレスが一眼市場を席巻しつつある中、小型センサーだからこその利点で

キラリと光る個性を打ち出してくるオリンパスOM-Dシリーズ。

「でも、センサーがマイクロフォーサーズのサイズでしょ・・・」なんて言わせないくらい、

画質も性能もフルサイズに肩を並べる仕上がりでしょうか。


強力な手ブレ補正が支える手持ち高画質カメラ「OM-D E-M1 Mark III」、お勧めです。

今回使用した機材はこちら下矢印
オリンパスOM-D E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

 

 


余談ですが、東武ワールドスクウェアはめちゃめちゃ楽しかったです!
写真を撮る方は結構どなたでも楽しめるのでは照れ
コロナウイルスが落ち着いたら、ぜひ足を運んでみてください。