いつも荻窪カメラのさくらやをご利用いただきありがとうございます。
皆さま、今年はどんな一年でしたか?
そういえば去年、フジフイルムは需要の減少と原材料の入手困難のため、黒白フィルムの販売を終了しました。
ニュース等で話題になったのも、、まだ記憶に新しいです。
しかし!!!
今年になってフィルムユーザーに嬉しいニュースが舞い込みました!
新作モノクロフィルム「ネオパン100 ACROS(アクロス)II」の発表&発売です。
世界最高水準の粒状性と立体的な階調再現で超高画質を実現し、幅広い分野の撮影に適した、黒白フィルム。
・「Super Fine-Σ粒子技術」を採用することにより、感度ISO100の黒白フィルムとして世界最高水準の粒状性を実現。
・従来品「ネオパン100 ACROS」に比べハイライト部の階調をメリハリのある設計とし、立体的な階調再現。
・世界最高水準のシャープネスにより、被写体の輪郭を強調した描写。
先月当店にも入荷した話題のニューフェイス。
今回は試し撮りしてきた写真をご紹介します。
カメラはおぎさく中古コーナーで買ったニコンF3/T。
レンズは基本の50mm単焦点だけで撮影。
都心から出発し、中央道を進んでいくと雪!
前日東京は雨でしたが山間のほうは雪だったようです。
談合坂SAにて。
コーヒーが冷えた体に染み入ります。
富士山に向かっています。
進むほどに積もる雪が増えていきます。
富士急ハイランド。
モノクロだと形の面白さがより際立ちます。
雪でモノトーンとなった道を進みます。
こうしたシーンはやはりモノクロフィルムが似合います。
朝霧高原の牧場へ。
こちらは、まかいの牧場。
魔界の牧場。
馬飼野牧場です。
今回、当店より外注現像後、ネガを当店にてCDデータ化しました。
ネガの仕上がりの印象としては、ややコントラスト高め。
自家現像ができる方なら、露光量や現像時間を工夫し、さらに自分好みのトーンを追求できそうです。
ISO感度100なので、暗所では少し使い辛さを感じました。
しかし微粒子でシャープネスが高いので、こうした泥の質感描写はリアリティがあります。
ハイライト部にメリハリがあります。
個人的に、モノクロフィルムを使用していると、鉄や水を捉えたくなります。
こうした動物の毛並みの描写は微粒子フィルムならでは。
ACROSIIのきめ細かな描写が際立ちます。
鳴沢氷山にて。
ストロボ撮影により、クッキリと頼もしいコントラストになりました。
夕暮れ時の西湖。
低感度フィルムのため絞りを開放にせざるを得ません。
少々描写力は低下しますが、シーンによっては不完全な描写が印象的になります。
風景の遠景描写でも破綻しない微粒子フィルム。
高感度フィルムでは粒子で潰れてしまうような繊細な部分もキャッチしてくれます。
フィルムの種類が減少している今、こうした新作フィルムの発売は嬉しいです。
現像は当店より外注、現像済みのネガを当店にてCDデータ化しました。
この方法だとお手軽にモノクロフィルムが楽しめます。
ブログやインスタへのアップも苦労しませんでした。
たまには防湿庫でで眠っているフィルムカメラを召喚して、
ACROSIIでゆる~く遊んでみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございます。