オリンパス OM-D E-M1X 被写体追尾性能を体感!「RALLY of TSUMAGOI」編 | □■□■ おぎさく スタッフブログ ■□■□

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オリンパス期待の新製品『OM-D E-M1X』が、来週2月22日(金)いよいよ発売となります。
『OM-D E-M1 Mark II』発売以来のフラッグシップ機、縦位置グリップ一体型のプロフェッショナルモデルです。

発売にさきがけ、早速当店スタッフが持ち回りで実機を体験してみましたので、
数回に分けて『OM-D E-M1X』撮影レポートをお届けいたします!!

第1回目は動体撮影(モータースポーツ)編です。

 

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【被写体追尾性能を体感!!「RALLY of TSUMAGOI」編】

 

2019年全日本ラリー選手権の第1戦「RALLY of TSUMAGOI」へ。


 
Rally of Tsumagoi 大会公式ホームページ
大会概要>ごあいさつ より
群馬県北西部に位置し、高原キャベツの出荷量で日本一の嬬恋村が舞台。
Rally of Tsumagoiは今回で13年目の開催となる四輪自動車によるスピードラリー競技です。


オリンパスの新しいプロフェッショナルモデル「OM-D E-M1X」は縦位置グリップ一体型形状のボディとして登場。

カメラを構えた時に指先から手のひらと全部で握った安定感を求めるので、この一体型は非常に嬉しかったです。
M.ZD12-100ミリの高倍率ズームレンズが付いた状態で「どれどれ」とE-M1Xを持ち上げると

グリップ部分の形が丁度良く、しっかりとカメラを支えられる安心感がありました。

普段縦位置での撮影は必ず右手が上で構えるため、殆ど縦用のシャッターボタンを押したことがありませんが、

縦位置で握ると指のかかり具合も違和感なくまた各ボタンの配置も横位置と同じように押せたので縦位置での撮影が楽しみ。

横位置、縦位置とも構えた時に親指で操作しやすい所にマルチセレクターがある。
AFエリア(測距点)の移動を頻繁に行うためこの搭載はうれしいです。

が、先に話しますが現場では右手を上にしていた...もうクセ(このスタイルが一番)です。

そして!一番注目、感動、早く体験したい!と思った機能が画像処理エンジンTruePic VIIIを
2基搭載することで実現した「インテリジェント被写体認識AF」
[モータースポーツ(フォーミュラカー、ラリーカー、バイク)]を自動で検出*し、
最適なポイントにフォーカス・追尾をします。
*他に[飛行機][鉄道]の選択があります。

ボタン機能の割り当てもメニュー画面が分かりやすく、自分に使いやすいカメラにすぐ設定が完了。
〈 うれしかった主な設定 〉
●AFターゲットモードで
・グループターゲット(3×3)9点のAFターゲット
・カスタムターゲット縦3点・横11点の3段横一列
●MFクラッチを無効にする・・・レンズを握った時や収納時に動いている。
●やっぱり![C-AF+TR]→追尾被写体設定[モータースポーツ]

さぁ!出撃です。

2019年の「Rally of Tsumagoi」は、2019年1月31日(木)~2月3日(日)に群馬県嬬恋村で開催。
2月2日(土)と3日(日)に2ヶ所の観戦エリアを楽しみました。

2月2日(土)
12:39頃からスタートの大前須坂線観戦エリア(SS8 Omae Suzaka 2)を撮影後、観戦場所を移動して、
18:06頃からスタートのレイクサイド観戦エリア、夜の観戦ステージ(SS12 Nitazawa Baragi 3)へ向かいます。

マイケル・ヤング/マルコム・リード(トヨタ・ヤリス4WD)

 
絞り:F8.0 シャッター速度:1/30秒 ISO感度:3200 焦点距離:12.0mm(35mm換算:24mm)

何年かぶりのストロボ撮影です。
左:黒岩満好/高橋巧(三菱ランサーエボリューション)       右:青山康/竹下紀子(スバルWRX STI)
 
 絞り:F8.0 シャッター速度:1/30秒 ISO感度:3200 焦点距離:12.0mm(35mm換算:24mm)

2月3日(日)
大前須坂線観戦エリアを9:45頃(SS15 Omae Suzaka 4)と、
11:40頃(SS16 Omae Suzaka 5)からのスタートで同じエリアで2回撮影。

勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI) 
絞り:F8.0 シャッター速度:1/1000秒 ISO感度:200 焦点距離:150.0mm(35mm換算:300mm)

連写終了後、即再生→コマ送り操作→確認が出来るんです!感動しました。

鎌田卓麻/鈴木裕(スバルWRX STI)

 絞り:F8.0 シャッター速度:1/1000秒 ISO感度:200 焦点距離:150.0mm(35mm換算:300mm)

ブラックアウトが気になることはなかったです。
連写L:約10コマ/秒、記録画像形式:RAW+JPEG[M]、フレームレート:高速

後日知りましたが(;^_^A...連写中の手ぶれ補正の動作を設定する「連写中手ぶれ補正」がありまして、
連写速度が若干低下しますが手ぶれ補正を優先する:IS優先と、連写速度を優先する:連写速度優先が
MENU→カスタムメニューC2から選べます。

マイケル・ヤング/マルコム・リード(トヨタ・ヤリス4WD)


 絞り:F8.0 シャッター速度:1/1000秒 ISO感度:200 焦点距離:64.0mm(35mm換算:128mm)

「インテリジェント被写体認識AF」はカメラを向けると四角い白枠が車体を検出して、
近いエリアの車体にピントが合い、ここからAF操作(半押し)で緑枠の追尾中ターゲットマークに変わります。
ラリーカーの場合は白枠が車体全体の検出からAF操作後フロント(ナンバープレート当たり)部分に緑枠がAF追尾してました。。

さすがにカーブから飛び出てきて、目の前を駆け抜けて行くラリーカーには無理がありましたけど。


「OM-D E-M1X」は撮影時のホールディング性、操作性を重視したモデル。
次々に来るラリーカーを待つ。
次の登場シーンの構図を考えながらカメラを握りしめて待つ。
現れた瞬間に予想外の動きがあってもファインダー内ではその状況を
正確に伝えてくれるので、構図とレリーズのタイミングに集中が出来る。
防塵・防滴・耐低温性能が厳しい環境下でも信頼出来る。
機動力もマイクロフォーサーズだから実現出来る。
それが新しいプロフェッショナルモデル「OM-D E-M1X」です。

 

 

 

全日本ラリー選手権開幕戦「RALLY of TSUMAGOI」は
新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が優勝。 
絞り:F9.0 シャッター速度:1/800秒 ISO感度:200 焦点距離:12.0mm(35mm換算:24mm)
おめでとうございます。

《使用機材》
OM-D E-M1X ボディ [2019年2月22日(金)発売]★ご予約受付中★


M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + 1.4x テレコンバーター MC-14 のキット

総重量:3,077g
焦点距離:14~420(テレコン使用)mm(35mm判換算) をカバー