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7月2日(土)、オリンパス PEN-Fを使用した撮影会を開催致しました。
2016年2月に発売となったPEN-Fは、ボディデザインの美しさだけでなく、新センサー&映像エンジンや
5軸手ブレ補正をはじめとするオリンパスミラーレス機の最新機能を搭載した注目機種です。
中でも特に注目したい新機能はモノクロ/カラープロファイルコントロール。従来のカラー撮影やモノクロ撮影、
アートフィルターとはひと味違う、細かな設定がカメラ内で出来る機能です。
今回は注目の新機能「プロファイルコントロール」を使用して、モノクロスナップを極める撮影会です。
講師にはPEN-Fのモノクロ編カタログの撮影もされている中藤 毅彦先生をお招きしました。
午前中は中藤先生が撮影された作品を見ながら、PEN-Fのモノクロプロファイルコントロールに
ついての説明です。
PEN-Fはボディ正面にあるクリエイティブダイヤルでカラー/モノクロモード/アートフィルターなどの切替ができます。
この日はモノクロ撮影がメインなので、クリエイティブダイヤルは「MONO」に合わせます。
プロファイルコントロールはモードダイヤルの根元にあるレバーで呼び出し。
モノクロならではのフィルター効果、ハイライト・シャドウ調整、周辺光量の調整がここで設定できます。
背面の「OK」ボタンで撮影メニューの呼び出すと、ここでは各種撮影時の設定の他、
コントラスト、シャープネス、また粒状フィルム効果の設定が。
これらを組み合わせることにより、作品のイメージをより細かに表現する事が可能になりました。
まさにフィルム選びから撮影、現像、焼き付けを行う感覚がカメラ内で簡単にできる、
優れモノの機能なのです。
講義の後は昼食をはさんで、午後からいよいよPEN-Fのモノクロプロファイルコントロールで好みの設定にチャレンジ。
早速上野公園、そしてアメ横界隈へ撮影へ出発しました。
ご参加の皆様にはそれぞれPEN-Fボディと単焦点レンズ3本、M.ZUIKO DIGITAL ED 12mmF2.0・
M.ZUIKO DIGITAL 17mmF1.8・M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8が貸し出しになりました。
早速モノクロプロファイルコントロール設定を使って撮影。粒状フィルムl効果(中)、フィルター(赤)、周辺光量(+1)、
ハイライト/シャドウ(+6/-6)で。歴史を感じさせる建物が、古写真のような雰囲気で撮れました。
天気が良く、賑やかな上野公園内。気温は30度超えの真夏日です。
不忍池の蓮を、フィルター(青)で撮影。フィルター設定を変えるだけで、大きく印象が変わります。
続いて、アメ横方面に移動しました。
アメ横のメインストリートはいつも賑やか!
もう少し路地の方までゆっくり時間を取って散策したいところでしたが、この後の講評の時間が迫っているので
今日の撮影はここまで、再び会場へ移動です。
会場到着後はそれぞれ撮影した中からベストショットを選んで頂き、中藤先生の講評が始まりました。
かなりの暑さの中、歩いた距離もけっこう多かったと思いますが、撮影範囲が広かったこともあって
皆さまのベストショットはそれぞれの視点が感じられる力作揃いでした。
最後は優秀賞…という事で、中藤先生賞、オリンパス賞、おぎさく賞の3点が選ばれました。
モノクロ撮影に特化したスナップ撮影会は今回が初めてでしたが、直感操作でイメージ通りの作品に仕上げる事のできる
PEN-Fの魅力を楽しんでいただけたのではないかと思います。
中藤先生、オリンパス担当様、そしてご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
~ 今回使用した機材はこちら ~
■PEN-F ボディ・各種レンズキット
撮影会でご参加の皆さまが撮影されたベストショットは、現在さくらや1号店3Fギャラリーでも展示中です。
店頭にお越しの際は、是非3Fのギャラリーにもお寄り下さいませ。