広島の“チベット”に2日間に2万人ものお客さんが来た! | おぎ村ふみ規オフィシャルブログ  100年後も選ばれる、廿日市に!

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廿日市が100年後も選ばれるまちであって欲しいと願う、広島県廿日市(はつかいち)市議会議員おぎ村ふみ規(3期目)のブログです!


皆さん、こんにちは!
廿日市 広島から日本を元気に!する市議会議員
宮島の目の前の、おぎ村 ふみ規です。

昨日のブログの続きで、一昨日受けたセミナーの2本目。
廿日市前副市長の川本達志さん
ブログ。 http://ameblo.jp/kawamoto79645/
主催の第一回廿日市わくわく塾。

記念すべき第一回の講師は川本さんと数年来のご友人という
NPOピースウインズジャパン(PWJ) http://www.peace-winds.org/index.html
代表 大西健丞氏。
ご講演タイトルは
「地域と世界のつなぎ方」

大西さんの経歴概略

  • 大阪市北区で誕生。父は読売新聞記者、母は高校教師。

  • 私立上宮高校を卒業後、1987年、上智大学文学部新聞学科に入学。
    経済学者の村井吉敬らに影響を受け、フィリピン、インドネシアで農村開発NGOの活動に接した。

  • 上智大を卒業後、英国ブラッドフォード大学の大学院に留学し、国際政治・安全保障学修士課程で紛争解決、
    人道介入を学ぶ。
    在学中、研究テーマとしたイラク北部・クルド人自治区での人道介入の実際を見るため、現地を訪問。
    オックスファムなど欧米のNGOの大規模な活動ぶりに感銘を受け、NGOへの就職を志す。

  • 1994年、村井の紹介でNGOアジア人権基金に入り、イラク北部担当調整員に。
    1996年、同基金が資金難でイラクから撤退したのを受け、他の2人のスタッフとともにピース ウィンズ・ジャパンを設立した。
    モンゴル、インドネシアなどへ活動を拡大し、紛争地や自然災害の被災地で難民・被災者らの支援を行ってきた。

  • 日本のNGOが緊急支援の資金調達に苦しむ状況を改善するため、政府、経済界などに協力を求め、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の設立を主導。
    2000年、初代の評議会議長に就任した。2006年7月には理事・常任委員長。

  • 2001年にはアフガニスタンで国内避難民支援に携わり、同年12月のアフガニスタン復興NGO東京会議の開催に奔走。
    翌2002年1月に政府が主催したアフガニスタン復興支援国際会議への出席を予定していたが、会議前日に外務省から出席を拒否された。
    記者会見でその不当性を訴え、背後に鈴木宗男氏の「圧力」があったと指摘したことで政治問題化し、国会での参考人招致も受けた。

  • 2006年2月、10年余のNGO活動をまとめ、初の単著である『NGO、常在戦場』を出版した。


まぁ、物凄く簡単に言えば、学校卒業後は中東の紛争地域でボランティアに
勤しまれ、帰国後、日本のNGOが資金調達に苦しむのを改善するため、
ジャパンプラットフォームを設立し、翌年新潟沖地震で初の国内災害での
人道ボランティア、そして画像にもあるように、東日本大震災で政府援助よりも
早い震災翌日から支援に入られています。

大西さんのNPOピースウインズジャパンは、紛争や災害、貧困などの脅威に
さらされている人々に対して援助を行うNGO(非政府組織)で日本に本部を
置き、世界各地で展開されています。

大西さんは現在、広島県の“チベット
”神石高原町在住で町おこしの先頭にも
立たれています。

海外での大変興味深い話の数々を紹介していると
物凄い量になるので、広島のチベットでのお話を。


これまでの様々な経験を生かし、広島の“チベット”(ご本人いわく)
で活動される大西さん。

〇道の駅を改良した“第三セクターローソン”のオープン
〇誰もこんな秘境みたいなところに来ない!と言われていたが
夏のお祭りに雪を持って来て夏に“雪まつり”をやって2日間で
神石高原町の人口の2倍“2万人!”を呼ぶお祭りを運営。
〇町長に様々な施策を提案する“地域再生戦略会議”を立ち上げ



など、あげれば枚挙に遑がありません。


そんな大西さんの講演で印象的だった言葉は、

〇リスクを獲って現場で指揮をとることの重要性
(任せっきりになっていないか?首長が現場に出たことがあるのか?)
〇正当性の担保は支持の数
(例えば票や、寄付金、ボランティア参加人数などなど)
〇戦力外(予算外)をどう取り込み、いかしていく重要性
(例えば災害協定や行政を補完する様々な組織など)


市の関係することでいうと、
『予算が限られている』
『人員が少ない』
『前例や実績がない』
など、様々な出来ない理由が出て来る場面に遭遇します。

一面だけでなく、多面的に多方向から物事を見て
判断し市民皆で取り組んでいかねばなりません。

大西さんは現在、議会に敢えてライバルとなるような組織を
作って両者を競わせ、、市民(町民)参加型の行政運営を
考えられているようです。

う~ん、面白い!!!

非常に柔軟で尚且つ現実的な対応を心がけられている
大西さん、本当に勉強になりました。

廿日市も神石高原町に負けていられませんよ!!


感謝!荻村 文規