楽器店内のベースコーナーを見ていると、我がバイオリンベースの大きさが、他のベースに比べて一回り小さく見える事に気がついた。
よく見ると、本家のホフナーのバイオリンベースも小さく見える。何だこれは?と、ここでも、下らないケツの穴の小さいプライドがむくむくと湧き始めていた。
商品情報として、このエピフォンのバイオリンベースがショートスケールという事は明記されていたのだが、理解できていなかった。そもそもの話として、ショートスケールの楽器があるという事は、情報としては何となく知った気になっていたが、余り実感できていなかったのである。間近でベースを見た事がないのだから、至極当然とも言えるのだが、それにしても自分の中にある拘りのようなものは、余りにバカバカしいプライドと言えた。
もしかして、これ・・・。ショートスケールというやつなんじゃ・・・。
実は、生半な情報だけを得ていた為に、ショートスケールのベースでは、練習にならないと考えていたのである。
ど素人風情が、何を考える事があるのか。とにかく先ずは弾き倒す事が先決であるにも関わらず、小さい、あまりにケツの穴の小さい事ばかりを考えていたのである。