亡くなられた方々の御冥福を御祈りすると共に、被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
その台風が来る前週、この日も台風後の温帯低気圧の影響を東北地方は受けていた。
そんな中、仲間から「十和田湖の姫」に会いに行かないかと、誘われた。
私はこの時期、落ち鮎パターンや、磯でのシーバスを狙っている時期。
しかし、態々遠方から来ると言う仲間に誘われたら、断る理由など無い。
気掛かりなのは、天候と、この釣りをやったことが無いと言うこと(笑)
イメージが湧かない。
しかし、手持ちのルアーを総動員するしか、私の引き出しは無いのだ。
あとは、キャンプを楽しむ。
土曜日朝、仲間と合流。
凄い爆風で、釣りにならないだろうと、最初は、遡上魚監察。
初めて見た。
こんなに、多くのサクラマスの遡上を。
大きいものでは、60センチを優に越えている。
これでも、例年より少ないのだと言う。
それは、水量のせいなのか、それとも、違う要因なのか。
それは分からない。
だけど、分かったことはここも、もう少しで終わりが来ると言うこと。
何やら、河川工事を始める段取りがしてある。
護岸工事らしい。
本当に残念。
なので、皆さんに今の自然の現状を目に焼き付けておいて欲しい。
本当に素晴らしい。
なるべく産卵場を荒らさぬように、撮影。
ありがとう。
御達者で。
休憩を挟み…
さて、キャンプ(笑)
釣りは夕方からにした。
荒れているうちに準備する。
キャンプ地は、自然味溢れる場所で、湖畔にタープを設置し、夕飯のカレー作りから。
最高のロケーションでのカレー作りは本当に最高。
もはや、釣りなんてどうでも良くなる(笑)
しかし、来たからには少しはやる。
カレーが仕上がって、釣り場へと向かう。
人で賑わっており、入る場所が限られる。
端っこに立ち込み、キャストを開始する。
すると、程なくして群が回ってきた。
ミノーでボトムを取り、ボトムでダート。
すると、コンッとバイト。
しかし、乗らず、もう一度キャストし、同じ誘いをしたとたん、重さが乗った。
初めての魚と言うこともあり、慎重にランディング。
卵を包卵したメス。
触ると柔らかく、他のトラウトには無い感覚だと感じる。
リリースしたあと、次を狙ったが、群れがスレてしまい、掛からない。
そんな中、沖のブレイクを狙っていた、仲間のジェンキンスが素晴らしい魚を掛けた。
これが、ヒメマス
十和田湖の宝石。
そう呼んでも過言ではない。
こんな魚に出会ってみたい。
そう思った。
感動の出会いのあとは、お待ちかねのキャンプ。
夜は雨も降り、風もそこそこ強かったが、タープの下は、笑いが耐えなかった。
本当に楽しい時間。
場所が無ければキャンプは出来ない。
楽しめるギアがなければ、この時間は生まれない。
そして、何よりも仲間が居なければ当然ダメ。
釣りもキャンプも、この三要素を上手く組み合わせるのが、楽しむコツだと思っている。
楽しい宴は、遅くまで続き、朝を迎えた。
ゆっくり、朝食とコーヒーをとり、片付けを始める。
さあ、釣りにいこう!
そう言って向かうも、前日よりも人が多く入れない。
色々と見て回るも、空いている所でロッドを振り、もう、やめますか~
となった。
もう前日に魚は見ているし、みんな
どこか満足していたのだ。
紅葉もまだまだ進んでおらず、水温も高く季節か遅れている感じかした。
私もいつしか、あの宝石に出会いたい。
そして、サクラマスにも興味が湧いてきた。
十和田湖。
私の中での新たな外遊びのステージが、更に広がった釣行となったのだった。