私の好きな河川での、リバーシーバスでも、大増水となり釣りが出来ないと言った事が続いている。
今年のリバーシーバスシーズンを振り返ってみると、渇水か、大増水。
丁度良いと言った状況が中々無かった。
それに、河川工事も大規模に行われ、土手となった河川敷から、少量の降雨でも土砂が流れ、川を濁らせる。
ここ数年で、すっかり変わってしまった河川環境。
それを、嘆き悲しみながら、今年は釣りをしていた。
そんなシーズン終了間際で、またこの大増水となれば、いつシーズンが、終わってもおかしくない。
この日が最後になるだろうと思い、短い時間だが川へと向かった。
狙いは当然、大型のリバーシーバス。
鮎を食べた良いシーバスに1本で良いから会いたい。
最後に顔を見たい。
その一心だった。
予報より早く降りだした雨に、濁りが出やすくなった川は、すぐに濁り出す。
水温低下、水質悪化は、この時期活性を下げる。
早めに仕留めなくてはいけない。
一番のポイントに一番良い形でのアプローチ。
ゆっくり、確実に口を使い、ルアーを襲うシーバス。
その光景を横目に、シーバスの重みが乗るまで、冷静に待ち、合わせる。
何年もこの光景を見ているから、冷静になれる。
では、興奮が薄れたのかと言うと、それも違う。
未だに興奮するし、嬉しく思う。
更に最近では、まだこの釣りが出きる喜びを感じる。
歳の所為?
それもあるかもしれないが、数年前から比べると格段に落ちた釣果と、自然のパワー。
それを考えると終わりが見えてきているからかもしれない。
今回出会えた、貴重な魚に感謝して、最後の挨拶として、私は川を後にした。
また来年。
来年もこの釣りが出来ますように…
来年はどんなシーズンになるのか。
今から既に楽しみなのである。