暫くその釣友とは釣りをしていなかったが、ナイトゲームなら誘いに乗ってくれるかと、誘ってみたのだった。
暫くぶりに会うこと、しかも、最近良い魚を出してないと言うこともあり、大型の実績がある場所へと行く事にした。
一つ目のポイントは風が強く断念。
2つ目のポイントは、河川工事が入り、岸沿いの景色が一変してしまったのだが、メインのポイントは変わっておらず、安心した。
明暗をゆっくり、シンキングペンシルで引く。
何年ぶりだろう。
こんな釣り。
仲間とダラダラと他愛もない話をしながら、狙うと、"ズン!"と根掛かりのようなバイト。
合わせると動かない。
根掛かりかと思った瞬間に、水面が割れた。
「魚だ!」
そう思ったときには素手にテンションは抜けていた。
ラインブレイク。
これも、磯釣り以来したことがない。
当初予定していたポイントに合わせ、12lbと言う細いリーダーが仇となった。
2投目。
またもやバイト。
乗らなかったが、反応はある。
だから、ここを釣友に譲った。
私は、地形変化を撃ちながら探る。
すると、ベイトが多いエリアが。
そこをシンキングペンシルで探る。
すると。ほどなくしてバイト。
サイズこそ小さかったが、コンディションは良かった。
何やら、魚は居そうだ。
更に攻めると、ググッと押さえ込むようなバイト。
スイープに合わせると、重い。
エラ洗いの音は小さいが、重量感がある。
慎重にファイトして上がってきたのは、80センチを越えていた。
これを釣友に釣って欲しかったのだが
、どうやら釣友のルアーを掻い潜って来たらしい。
コンディションの良い、重い魚。
素晴らしい。
この後もバイトは続いた。
釣友も複数バイト&ヒットがあり、楽しい夜を楽しめた。
久々の釣友との釣りは、釣果よりも話の方が楽しい。
そして、あーでもないと、話ながら、お互いに釣れる。
こんな日はそうそう無い。
何か、釣友とのタイミングが合ったことによる、相乗効果なのではないのだろか。
相性が良いとはこの事なのだろう。
そして、二人のセッションは夜遅くまで続くのだった…