男鹿の家庭教育支援チーム | 男鹿萬盛閣つれづれ日記

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秋田県男鹿半島にある温泉旅館「男鹿萬盛閣」の女将から、いろ~んなことをつれづれに発信していきます。観光のことやお天気のことなど、ご質問もお気軽に!

今日は家庭教育支援チームのみなさんが取材に来てくださいました。みなさん、あたたかい空気をお持ちの方々で、お話をしていてポカポカな気持ちに。私は独身なので家庭のお母さんたちの気持ちがわからず、以前はちょっと攻撃的な部分があったり、仕事をしている女性のスタンスで考えたりすることが多かったんですが、こういった方々に教えてもらうことで、女性が経営する宿として、等身大で一歩ずつ頑張っていきたいなぁって改めて思いました。

なにより、今まで男鹿温泉というと男性が飲みに行くところ、というイメージが強くて、私たちも地元の女性の方々と交流を持つことなんてなくて、地元の人たちの男鹿温泉に対する目線も厳しかったり、私たちにも地元の人に来ていただく姿勢がなかったりという歴史が長かったように思います。といっても、男鹿温泉郷はできてから50年ちょっと。温泉は昔々からありますが、温泉郷としての歴史はすごく浅いんです。ちょっと前までは「ごみ拾ったって男鹿温泉が儲かるだけ」なんて言われていたものでした。

私には男鹿温泉郷に同級生が2人います。他にも業者さんとか、子どもの頃から男鹿温泉があることが当たり前の世代がようやく今、になりました。観光業界も団体から個人客へと変化している中、少しずつ地元の人との距離が縮まってきて、今日の支援チームの方々もあたたかいお言葉をかけてくださって、なんだかすごくすごくうれしい気持ちになります。

まだまだ未熟な部分もあるけれども、助けてくれる人がたくさんいるんだって思ったら力、わいてきますよね。女性として、経営者として、宿の人間として、迷いながらも回り道しながらも、よし、頑張っていこうって朝から思わさせていただきました。みなさん、本当にありがとうございます!