新年早々、絵画と音楽で『美』を感じる体験ができました。
絵画は↓
カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》
この名画は1/7に博多で鑑賞しました。
詳細は今書いている旅行記の4日目で触れます。
音楽は↓
昨秋の来日公演ですが、1/14のEテレの放送で観ました。
曲目は次の通り。
モーツァルト:交響曲第29 番 イ長調 K.201
ベルク:オーケストラのための3つの小品 Op.6
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
圧巻は ブラームス 交響曲第4番
ブラームスの楽曲の中では一番好きなので、他のコンサート映像も何回か見ていますが、今回の演奏はまさに名演でした。凄かった! 私が持っているCDはカラヤン指揮のベルリンフィルですが、それを超えていたかも? 私はクラシックを専門的に語るほどの知識はありません。↓のブログに立派な解説が書かれているので、お読み下さい。
番組の解説でも、ベルリンフィルはブラームスの楽曲を得意としていると言っていました。ドイツのオーケストラとしてブラームスを演奏する時の矜持もあるのでしょうが、ペトレンコの情熱によって、より高いレベルに引き上げられたように感じました。モーツァルト29番も良かったですが、今回は断然ブラームス!
NHKプラスで1/21 23時まで視聴することができます。
一方の醜いもの。日本の芸能界。
ジャニーズ、宝塚、に続いて吉本。芸能界、腐ってますね。前から思っていたけど。
私はダウンタウンを面白いと思ったことはないし、興味もありませんでした。そして、今回の文春砲を読み、反吐がでるような嫌悪を感じました。
自らの地位・権力を笠に着て、後輩に女性を集めさせ、だまし討ちのようにホテルの部屋で松本と二人きりにし、女性が拒否できないような状況に追い込む。数年前の「多目的トイレ」芸人よりも悪質で、卑劣で、サイテーではないですか。私が一番嫌いなタイプの奴だ。
まだ、事実認定はされていないようですが、記事内容、松本・後輩芸人・吉本のリアクションを見て、”限りなくクロに近いグレー”と私は判断します。松本は裁判もやらないのでは? 裁判になれば、不都合な事実が更に出て来るでしょうから。
新たに出て来た「女性セレクト指示書」なるものは、松本の芸よりも面白い。松本で、初めて笑いました。50歳過ぎて中学生レベルの漢字も書けないのか?と思わせる、無教養な大阪のエロオヤジ丸出し。ゲスいわ(笑)
こんな芸人を見て喜んでいた連中の知能も推して知るべし。
文春と言えば、昨年↓の本を読みましたが、面白かったですよ。
文芸春秋は菊池寛が「人が知りたい噂話を集めて書く」と創業した会社です。
(菊池寛「恩讐の彼方に」は読んだことがありますが、クサイ内容で、大衆派そのもの。文芸春秋を創業したのも納得)
文春と新潮との体質の違いも、わかりやすく書かれています。
立花隆が田中角栄の金権政治を暴いた調査報道と比べると、最近は下世話になりましたが、創業理念は忠実に守られ、パワーアップしていますね。
過去に文春砲を食らった有名人達は「文春は嘘ばかり」とdisりますが、私の感覚では事実の方が多いと思います。人の脳は「地位や権力がある人間を引きずり下ろすことに快感を感じる」そうですから、文春は人の本能に忠実なのでしょう。負の側面もありますが、松本人志のような悪行は国際的な倫理基準からも許されないでしょうから、今回の文春砲は日本社会にプラスであったと評価します。松本だけでなく、吉本もジャニーズのような末路を辿って欲しいな。吉本芸人なんて、下品でつまらない。
(競馬番組に出て来る芸人は輪をかけてつまらない)
栄枯盛衰、奢れる者は久しからず
平家物語の法則は普遍的です。
今回はいつも以上にギャップの大きい二つのテーマでした
”お笑いモンスター” も一巻の終わり?