朝のニュースにびっくりしました。埼玉西武ライオンズから福岡ソフトバンクホークスへFA移籍をした山川選手の人的補償として、和田選手を指名する方針を固めたというのです。だって、和田選手といえばたしかに43歳とプロ野球選手としては高齢ですけど、昨シーズンだって活躍していましたからね。今年も小久保監督は開幕ローテーション入りを明言していたし。なによりチームの功労者ですし、和田選手をプロテクトしていないなんて考えもしませんでした。
Xを見ると、この報道を受けてホークスファンから悲鳴が上がっていました。そりゃそうだよなあと思いながら見ていました。
ただこの時期に、まるで決定したかのように名前が挙がってきたことに違和感も覚えました。発表前はプロテクトされているかどうかの予想は記事になっても、さも決定したかのような記事ってほとんど見た記憶がないからです。それでもここまではっきりと名前が挙がったということは、新聞社としても確信はあるのだろうと思っていました。
しかし夕方に正式発表があったのは甲斐野選手でした。甲斐野選手にしてもプロテクトから外れていることは驚く選手ですが、朝の記事は何だったんだということになってしまいます。
でもやはり、ファンの受け止め方は様々ですね。あまりにも異例の流れに、単に誤報だったわけではなく、今日一日でいろんな動きがあったのではないかという憶測が流れています。
以前、北海道日本ハムファイターズの大野選手が中日ドラゴンズにFA移籍した時、金銭補償と決まってから数日後に、実は岩瀬選手がプロテクト漏れをしていて指名をしたのだけど、岩瀬選手が引退も辞さないと頑強に拒否をして金銭補償に落ち着いた、などと報じられました。このときは決まった後の記事だったこともあり、両チームともその経緯については何もコメントしていないので、真相は藪の中のままですが、その記事は事実と信じている野球ファンも少なくないでしょう。
今回の件についても、おそらく両球団からは特段のコメントもないでしょうが、山川選手のFA移籍自体もそうでしたが、何ともすっきりとしない決着のつき方だったと思います。
でもライオンズ、これはいい補強になったと思いますよ。