痛恨の左足(エントリーするんじゃなかった?) | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 なにしろ、今年は衝動的にサロマにエントリーしたことから始まったようなもの。ということは、今年の締めも衝動で終わらさなければならない。というのは、あとから考えた言い訳。ただ単に、私が行き当たりバッタリにレースを選んでいるというに過ぎないのだ。


 昨年に引き続きランナーズのオクトーバーランにエントリーした。しかし昨年は11月末に行われるつくばマラソンにエントリーしていたため、オクトーバーランもモチベーション十分で参加できたが、今年は10月23日の北海道ロードレースが最終戦の予定だったため、これが終わってからのモチベーションの維持に苦慮していた。そこで郵便振替のエントリー期限の前日に、衝動的にエントリー代を振り込んでしまったのだ。手元に申込用紙があったばかりに・・・。


 そうしてどうにかオクトーバーランを終えた(それでも終盤のモチベーションの低下は避けられず、目標には及ばずに終わってしまった)のだが、11月に入ると全然走らなくなってしまった。週に1回走ってあとは休養。走らなければ走らないで、モチベーションはますます低下する。走る意欲のデフレスパイラルに陥ったようなもので、こうなると手の施しようがない。


 しかも、なかなか雪が降り出さなかったくせに、前の週あたりから雪が頻繁に降るようになった。一昨年のさっぽろさよならマラソンに出場したときの気温は2度。だから寒くなることは覚悟をしていたが、この時期のべちゃべちゃの雪の中を、高い金をかけて移動をしてまで走りたいとは思わなかった。雪が積もったら、エントリー代を無駄にしても構わないからDNSと真剣に思っていた。


 大会2日前の金曜日。たまたま札幌出張だった私は、市内の積雪状況を見て出否を決めようと思っていた。札幌までのJRからの景色は、一面の冬景色が続いた。ところが、江別を過ぎると急激に雪が減少する。そして札幌市内に入ると、まったく積雪はない。これなら問題なく走れるじゃないか。この時点でようやく出走を決意した。


 ところが、大会前日の札幌の天気はみぞれとのこと。これで優柔不断な私はまたまた悩むこととなった。前日にみぞれ・・・夜になると雪に変わるか?出走確率がますます低くなっていった。


 これが自分1人で参加する大会ならば、この時点で間違いなくDNSを決めていただろう。それくらい走りたくなかった。しかし私には、走る以上の目的があった。それは仲間に会うことだ。


 10月23日、北海道ロードレースで多くの仲間と会った。30日、白石サイクリングロード~エルフィンロード合同ランで多くの仲間と会った。だというのに、またまた会いたくなってしまう。しかもここを逃すと、次は12月23日の納会となってしまう。ここはやはり、なんとかみんなと会いたい。その思いだけが、私をさっぽろさよならマラソンにつなぎ止めていた。


 翌朝。美瑛は降っていなかった。石狩川開建の豊平川ライブカメラ(ちょうどスタート地点近くの幌平橋付近に設置されている)を確認すると、河川敷の芝生はうっすらと白いが、コース上のアスファルトは出ている。凍結しているようにも見えるが、スタート時刻の11時10分頃には融けているだろう。ということで、ようやく支度を開始する。


 7時30分に家を出て、自家用車で旭川駅へ向かう。ところが間もなく雪が降り始め、旭川の手前では本格的に降り始める。ここで優柔不断な私は、またまた迷いだすのであった。


 どうしよう?迷いながらも旭川駅へ向かい、とりあえず駐車場に車を入れる。・・・あれっ?とりあえず入れると言ったって、この駐車場はパーク&トレインの専用駐車場。ということは、ともかく列車に乗らないわけにはいかない。ここでようやく、札幌までは行く決心がついた。


 列車内から、ともかく出発したということをブログに書き込む。間もなく、このレースで初ハーフを走るというかおさんから書き込みが入る。


 札幌は快晴?


SA330041.jpg  急に目の前が開けた気分になる。岩見沢までは完全な冬景色。江別あたりではちょっと積雪量も減ったような気がするが、2日前よりは増えている。しかし2日前同様に、江別を過ぎると雪はどんどん減っていく。そしてコースとなる豊平川河川敷にかかる鉄橋から見下ろすと・・・大丈夫!走れる!


 ようやくここからエンジンがかかり始めた。


 札幌駅のトイレに立ち寄り、地下鉄で中の島駅へ向かう。たいていの場合、札幌で大会があるときは、地下鉄の中にはいかにもランナーという人が多く見られる。しかし周りを見渡しても、ランナーらしき人はいない。それもそのはず、この大会の参加者は400人余りと、ちょっとしたローカル大会並みの参加者しかいないのである。なんといってもつわものとすきものの集う大会。この数を多いとみるか、少ないとみるか・・・。


 中の島駅で地下鉄を降り、幌平橋を目指す。そしてようやく会場に向かうランナーの姿や、アップをしている人々に出会う。スタート地点周辺には多くのランナーの姿が見える。なんだかドキドキしてくる。スタート地点を目指して歩いていると、アップ中のかおさんと会う。気合が入っているなぁ。


 そして河川敷におりようとすると・・・階段が凍っている!まさかコースも凍っているわけじゃ・・・。急に不安になってきた。(つづく)


 つわものと すきものたちの 社交場


 今日の言い訳


 昨日のレースで両足筋肉痛。明日がピークかな?(ということは・・・)


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 お知らせ


 いよいよ木曜日(24日)の午後8時から、札幌のFMアップルで放送されているアスリートの風という番組にゲスト出演します。この番組、FMアップルのホームページ からインターネット放送で聞くことができます(しかも動画付!)。お時間のある方は、ぜひ聞いてください。また、私のような無名ランナーが出演するということで、インパクト不足が懸念されます(笑)。それを補うために、番組宛に激励や質問などのメールをいただけるとありがたいです(メールアドレスはこちら )。どうぞ、よろしくお願いします。


 おがまん的ランナー川柳の投票を行っていて、第1回中間発表も行っています。詳しくはこちらのページ をご覧のうえ、気に入った作品があれば投票をお願いします。


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