スタート後300mで苦戦を確信!?(函館ハーフマラソン完走記) | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 噂の函館ハーフマラソンをついに走ってきた。


 沿道の声援から力をもらって走るのが私の走法。にたにた笑いながら声援に応え、そうすることでハイな気分になりピッチが上がる。沿道に「ありがとうございます」と応えると面白いように前のランナーを抜くことができるのだ。


 そんな私は沿道の切れ目がない北海道マラソンを得意にしている・・・はずだった!しかし今年はついにリタイアの憂き目を見てしまった。ところがこんな年に限って、沿道の声援は北海道マラソンに勝るとも劣らないという函館ハーフマラソンにエントリーしている。ここで北海道マラソンの分まで思いっきりはじけて、沿道のパワーを借りて一気に自己ベストの更新をという目論見だった。ところが・・・。


 考えてみれば、波乱のスタートはナンバーカード引換証が届いたときから始まっていたのかもしれない。エントリーのとき陸連登録番号を入れてRUNNETからエントリーしているので、当然登録者として扱われると思っていたのだが、届いたナンバーは1023番。ずいぶん重い番号だなと思っていたのだが、レース数日前に封書が届き、その中にはお詫びの文書とともに145番と印字された引換証が入っていた。どうやら手違いがあったようだ。


 その後も函館に乗り込むJRやらホテルのチェックインやらでトラブルがあり、函館のsimonさん がセットしてくれた大前夜祭で楽しく飲みかつ食べ、美味しいハプニングもあったりした中で当日を迎えた。


 好天に恵まれた千代台競技場で、楽走412旭川 の旗をフェンスにくくりつけていると、仲間がどんどん集まってくる。simonさん は体調が万全じゃないといいながら自宅から約3kmを走ってやってきたようだ。


 おかげさまで、最近では1日に100人以上の訪問者が訪れていただいているこのブログ。最近ではいろいろな大会に出るたびに新たな出会いがあり、それも大きな楽しみの一つだ。simonさんトン子さん とは、レースのときにちょっと会って話したことはあるが、ゆっくりとお話をしたのは初めてだし、ともやんさん とはブログでの付き合いはあったが、こうして会ったのは初めてだ。


 スタート前にはもう1つの出会いがあった。私がインターネットの世界に足を踏み入れて、最初にお会いしたランナーである伊達の晴れたらいいねさん 。その晴れたらいいねさん たちが結成したチーム・楽走伊達温泉の皆さんとの出会いだ。よりによってスタンドの正反対の位置に陣取っていたというのに、わざわざこちらまで来てくれた。で、その共通の知り合いがNO.71さんというのだから、ランナーの相関関係は複雑怪奇に絡み合っている(笑)。


スタート前  空には雲が広がって、走るには絶好のコンディション。この天気なら、たまには帽子をかぶらずに走ってみようと気まぐれを起こした私。さてこの選択が吉と出るか凶と出るか・・・。忘れ物が得意技の私は、リストバンドを忘れていたのだが、そのことが微妙な影を落とすことになるとは、このときの私はもちろん気づいていない。


 スタート15分前から開会式が始まり、それまでにランナーは集合を命じられる(simonさん によると昨年までは30分前に集合させられていたようで、今年は少し助かった)。私は最前部の登録選手のエリアへ。1300名余りがエントリーしている中で、登録選手は男女合わせて200名弱。ものすごいところへ入ってしまった。周りを見ても、ソンスさん 、しけんさん、ファイアーさん 、パパさんと高速ランナー揃い。まずいなあ・・・。この大会は特に登録選手の部というのは設けられていないようだけど、なにしろ私は士別の登録選手の部で最下位だった選手だからね。


 しかしせっかく登録メリットを生かそうと申し込んだ大会。北海道マラソン同様に、後続ランナーの迷惑にならないようにまっすぐ走るだけだ。


 カウントダウンが進み、スタート。すぐにスタートラインを越えたので、ロスタイムは特に意識しない(完走証を見ると、わずか5秒だった)。


 周りは高速ランナー揃い。このペースに巻き込まれたら大変なことになる。私は意識して抑えながら走る。トラックを4分の3周して競技場を後にするのだが、私はアウトコースに並び、そのままアウトコース側を走る。若干の距離ロスは生じるが、高速ランナーはインを突くだろうから致し方ない。当然のごとく、実業団の招待選手で構成されている先頭集団は遙か彼方を進んでいる。遙か彼方を・・・いや、彼方だよな。かなりの差がついているよ。でも、こんなもんでいいのかな?もっとちぎられることを想像していたのだけど?


 でも、けっしてオーバーペースじゃないよな。ちゃんと抑えようという意識もあるし。でも、ハーフってどんなペースで走ればいいのだっけ?全力で走るハーフは伊達以来だから、そもそもどんなペースで走ればいいのかわかんなくなっちゃった。


 だけど巻き込まれてかっとんでいるわけじゃない。しっかり抑えようという意思はある。でもなあ、一昨日の長沼もタスキを受けた直後は抑えているつもりだったよなぁ。それなのにキロ4分を切っていたみたいだよなぁ。感覚的にはあのときと同じくらいのスピードで走っているように思えるんだけど・・・。キロ4分を切っていることはないだろうけど、キロ4分そこそこか?いくらなんでもまずいんじゃないか?競技場の出口を走りながら、私は顔面が蒼白になっていったように感じた。競技場を出るとすぐによっしぃさん の姿を発見したのだが、このときの私、顔がひきつっていなかった?


 このままいくか?それともペースを落とした方がいいのか?せめて1kmの表示があるのなら、そこまでのペースを見てから決めることもできる。しかしこの大会は5km毎しか表示はない。ということは、自分の感覚で決めなければならない。迷っていると早くも呼吸が苦しくなってきた。おいおい、いくらなんでも早すぎるよ。私はやむなくペースを落とすことにした。しかし・・・・・・・・・。


どのくらいまで落とせばいいんだ?


 もちろん、誰も答えてくれるはずがない。(つづく)


 1kmも 行かずに呼吸は スパート後


 今日の練習内容


 完全休養。あ、仕事は行ったよ(正直言ってつらかった~)。


ランニング中心生活:函館ハーフマラソン  へTB

函館単身アスリート:函館ハーフの参加賞  へTB

REVENGEできるかな for SAROMA:函館ハーフマラソン(1)  へTB


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