最近は、ウェイトトレーニングのグリップ方法をいろいろ変えて、効果を試しているのにハマってます。
単純に持ち方を変えるだけ(リバース、サムレス、オルタネイトなど)ではなく、指先から順にしっかり握るようにしたり、掌から握って指は後からにしたり、親指から握ったり、逆に小指から握ったり、掌にシャフト(バー)を当てる位置を変えたりと…。
これだけでも筋肉に刺激を与える場所が、かなり変わってくるんですよ。
もしやったことがない方は、一度お試しを。
今までと違う刺激が得られますよ。
スポーツを行っていく上で、筋力トレーニング(俗にいう筋トレ)は補助的な目的として必要なことだと感じている方も多いかと思います。
ただウェイトトレーニングに関していえば、いまだに否定的な考え方をしている方も少なからずいます。
昔からよくいわれた、筋肉を付け過ぎると「身体が硬くなる」とか、「動き(スピード)が鈍くなる」とかでしょうかね。
筋肉を付ければ付けるほど、悪くなっていくイメージ。
もしあなたがそのように考えているなら、それはあまりにも勉強不足と言わざるを得ない。
オリンピック選手に代表されるトップアスリートを考えてもらえれば分かりますが、ウェイトトレーニングをしていない人は稀なことからも明らかです。
結論からいってしまいますが、「筋肉が害をなす」そんなことは決してありません(例外的にボディビルダーのように必要以上の筋肥大で、関節の可動域が物理的に制限されてしまった場合は除きますが)。
使えない筋肉などありません。
言い換えるなら、筋肉を使えていないだけ。
あなたは、筋肉を縮めたり、緩めたりしているのはどこで制御しているか分かりますか?
コントロールしているのはどこか?
そう「脳」です。
状況に合わせて最適な収縮、弛緩を調整しています。
「筋肉と脳」は、「車とドライバー」に例えられます。
フェラーリやポルシェをペーパードライバーが運手をしても速く走らすことは難しいでしょう。
性能の10%も使えるかどうか。
逆にプロのレーシングドライバーが、運転をしたらどうでしょうか?
性能の100%を使いきることも不可能ではありません。
要は活かすも殺すも使い手次第だ、「脳」次第だ、というわけです。
ですので、いかに筋肉量があっても、それがそのまま運動パフォーマンスに比例することではないということもいえます。
ウェイトリフティングの選手が、150km/hの球を投げられますか?
ボディビルダーが、100m走で10秒を切れますか?
そういうこと。
だた筋肉を大きくすることだけに意識を向けていては、スポーツで使えるようにはならないということです。
プライオメトリック・トレーニングに代表される、筋肉をいかに機能的に働かせるかの筋力トレーニングをすることが重要なんです。
しかし大きな筋力を使いこなせる「脳」を手に入れたときには、あなたの強力な味方になってくれることはいうまでもありませんね。
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