前回から引き続きのお話。
なぜボルト選手は背骨の病気を持ちながらも、世界記録を塗り替えることができたのか?その走りの秘密(?)についてです。
2005年のヘルシンキ世界選手権200mの決勝レース中に肉離れを起こし、最下位に終わってしまったボルト選手は、期待が大きかった周囲からは手のひらを返したように限界説を囁かれたり、容赦ない中傷を浴びせられて引退を考えたこともあったようです。しかし、コーチとボルト選手は引退でも中距離への転向でもなく、脊柱側弯症と闘い短距離で最速を目指すことを選んだのです。
それから3年間、ドイツのサッカークラブ、バイエルン・ミュンヘンのチームドクターの指導のもと、肉体改造を行いました。自分の身体で自分の問題を解決する方法、具体的には筋肉の連動性を高めることで特定の筋肉に負荷が集中するのを避け、ケガを防ぐというものです。
番組で紹介されていたプログラムメニューのいくつかは、以下の通りでした。
・お尻の筋肉 + 太腿の筋肉 を同時に使うトレーニング
・お尻の筋肉 + 背筋 + 腹筋 を同時に使うトレーニング
・背筋 + 太腿の筋肉 を同時に使うトレーニング
・太腿の筋肉そのものを強化するトレーニング
ボルト選手がインタビューで「トレーニングをさぼるとあらゆる故障が噴き出してくる」と語っているように、彼にとって生命線となる筋肉の使い方なのでしょう。
また、肉体改造したことによってケガが少なくなっただけでなく、他にも思わぬ効果をもたらすことになったのです。
次回は、そのことについての解説をご紹介します。
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