TFCC損傷(3) | 名古屋市でスポーツ障害専門院なら「オオガイ・カイロプラクティック・オフィス」

 前回から間がかなり空いてしまいましたが、今回は僕が行っている治療のことについて。


 臨床でTFCC障害の患者さんを診ると、手の骨(舟状骨・月状骨・三角骨)と前腕の骨(尺骨・橈骨)の位置が正常でなくなっていることが非常に多いです。特に慢性的な症状の場合にみられますね。
 その場合は、適宜アジャストメント(矯正)を施します。それだけでも痛みの症状がかなり軽減することがあります。
 肘の関節など、他の関連する関節も異常があれば、同じようにアジャストメントをします。必要に応じて筋の付着部、筋腱部や靱帯の癒着部位も同時に診ていきます。


 また手首の関節の位置(動作も含めて)をコントロールしているセンサー(固有受容器)が正常に働いていないことが同時に起こっていることが多いので、このような機能的な問題を解決するために、運動療法も併せて行ってもらいます。
 さらに、特定部位の筋力強化や身体の正しい使い方を習得してもらうことで、悪化や再発の防止に努めます。


 上記に示した治療やそれに至るまでの検査は、レントゲン・CT・MRI検査では異常が判断できないほど微小なものです。しかし、非常に鋭い手の感覚が必要とされるカイロプラクターだからこそ、行える治療ですね。


 実は僕自身も7年ほど前にTFCCを損傷した経験があります。今は完治していますが、それに至るまでには非常に時間がかかりました。
 治癒に長期間を要してしまった最大の要因は、痛みがあるにもかかわらず、無理をして負担をかける動作を続けてしまっていたことです。


 TFCC損傷は慢性的になると厄介な症状ですから、早期発見と早期治療が大変重要ですよ。





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