TFCC損傷(2) | 名古屋市でスポーツ障害専門院なら「オオガイ・カイロプラクティック・オフィス」

 間が空いてしまいましたが、前回から引き続きTFCC損傷のお話。


 確実な診断としては、MRI検査や関節鏡が必要となります。X線検査になると骨折や尺骨突き上げ症候群との鑑別は可能ですが、TFCC損傷の診断は関節造影検査をしない限り判断はできせん。ですので、診察がいい加減な医師になると、X線検査で異常が見当たらないときは、ただの手首の捻挫で片づけられてしまうことも少なくありません。

 結果、効果のある治療を受けられませんから、いつまで経っても改善しないことで苦しむ結果になってしまいます。


 僕のところに来院される患者さんは、こんな症例が多いです。無駄なお金や時間を費やさないためにも、病院や治療院の選択は慎重に行うべきですね。


 治療は保存療法が基本になります。
 急性の場合は一般的に、日常生活で手首に負担がかからないように注意すること、スポーツでは手首に負担がかかる練習やトレーニングの中止をすることになります。場合によっては、可動域の制限をするためにテーピングや装具を利用することもあるでしょう。
 スポーツ選手の場合ですとシーズン中であれば、試合に出場できなくなるケースも当然でてきます。

 それでよくあることですが、無理に練習や試合にでることで、治癒の遅れや症状の悪化を招いてしまうのです。焦る気持は大変よくわかりますが、今後の事を考えれば休ませることは大変重要です。


 また、手術を受ける選択肢もありますが、靱帯の完全断裂や骨折を併発していないときは、お勧めしないのが僕の見解です。なぜかというと、予後が良くない場合が多いからです。
 有効な手術法が確立されていないことが原因でしょう。

 スポーツ選手となると日常生活では支障はないレベルの症状でも、思うようなパフォーマンスが発揮できないとなると、手術も選択肢になってくるかもしれませんが、それでも最終手段として考えるべきです。


 次回は、僕が行っている治療についてご紹介したいと思います。





スポーツ障害専門カイロプラクティックオフィス

OSC


読者登録してね

ブログのランキングに登録しております。

もしよろしければ、モチベーション向上にもなりますので

下のバナーボタンのクリックをよろしくお願いします。↓↓↓


ブログランキング・にほんブログ村へ blogram投票ボタン