東京管区気象台は28日、「東京で桜(ソメイヨシノ)の満開を観測した」と発表した。平年に比べて3日早く、昨年より2日早いそうだ。そこでやってきたのは「靖国神社」。ここには東京都の “標本木” がある。標本木(ひょうほんぼく)とは「気象庁が桜の “開花” や “満開” の観測に用いる特定の木のことです。全国58カ所の気象台・測候所に指定されており、主にソメイヨシノが用いられます」とある。

靖国神社は行き交う人で超満員!境内には桜の木が多数あり長い枝を伸ばして花を咲かせていた。

 

標本木の周りは人が一杯でなかなか写真が撮れなかったが、何とか背伸びして1枚撮った。

しかし、表示板に書いてある文章が読めなかったため、NETから借用しました。

 

境内の桜は背丈が10m近くで幹回りは1m以上の大木だが、この標本木はやや小振りだ。ソメイヨシノの寿命は60〜80年だそうなので、大きい桜(約30〜40年)はすでに成熟して寿命が短いので、標本木としてはやや小振り(約10〜20年)で寿命が長い桜を選んだのではと思う。

NETには『東京の「標本木」は、大手町の気象庁の敷地内にありましたが、1966年から靖国神社の境内にある「標本木」に交替しました。「長年、観測環境が変化しない場所」として靖国神社の「ソメイヨシノ」に白羽の矢が立ったと言います。ちなみに、桜の開花は「標本木」のつぼみのうち5〜6輪の花が咲いた状態、満開は「標本木」の花芽の80%以上の花が咲いた状態を指します』とある。

「満開」発表の翌日なのでまだ蕾(つぼみ)が多かったが、やはりソメイヨシノは綺麗だ。

 

標本木に関して調べたところ、『気象官署で行う生物季節観測は、植物の状態が季節によって変化する現象について行う観測をいい、その目的はその観測結果から季節の遅れ進みや、気候の違い、変化など総合的な気象状況の推移を知ることにあります。気象庁は北海道から沖縄まで全国各地で桜の開花宣言を行っています。観測する桜の木は「標本木」と呼ばれ、全国で58本あります。都道府県ごとに「標本木」がありますが、沖縄や北海道などのように広いところや離れ島があるところは「標本木」が各地にあります。樹種は原則として「ソメイヨシノ」ですが、沖縄県(石垣島、宮古島、那覇、南大東島)は「カンヒザクラ」、北海道(稚内、旭川、網走、帯広、釧路)は「エゾヤマザクラ」です。沖縄県のように暖かすぎると「ソメイヨシノ」が根付かないため、中国南部や台湾などにも分布し、沖縄で一般的な「カンヒザクラ」を「標本木」としているのです。北海道は逆に低温で「ソメイヨシノ」が根付かないため、寒さに強く道内の公園などに植栽されている「エゾヤマザクラ」が「標本木」となっています。なお、北海道でも本州に近い函館、室蘭、札幌は「ソメイヨシノ」が「標本木」になっています。』

 

「カンヒザクラ」

 

「エゾヤマザクラ」

 

この後に訪れたのは、「染井吉野記念公園」。JR山手線の駒込駅を出たすぐの公園。

ここには「ソメイヨシノ発祥の地」として知られる記念碑がある。

碑文には「駒込の一部は江戸時代染井と呼ばれ、巣鴨とともに花卉・植木の一大生産地であった。この地で江戸時代以後数多くの優れた園芸品種が誕生したが、なかでも染井吉野は、当地の地名から名付けられ、世界を代表する桜の品種となった。左の絵は、植木屋の第一人者、染井の伊藤伊兵衛の庭で大勢の人が花を愛でている様子である」とある。

 

 

Wikipediaによると「和名ソメイヨシノの由来は、幕末のころに、江戸の染井村で植木職人らによって売り出され、全国に広がったことにちなむ。江戸時代末期から明治初期に染井村(現在の東京都豊島区駒込・巣鴨付近)に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成された。初め、サクラの名所として古来名高く、西行法師の和歌にも度々詠まれた大和の吉野山(奈良県山岳部)にちなんで、「吉野」「吉野桜」として売られ、広まったが、藤野寄命による上野公園のサクラの調査によって、ヤマザクラとは異なる種のサクラであることが分かり(1900年)、この名称では吉野山に多いヤマザクラと混同される恐れがあった。このため、『日本園芸雑誌』において染井村の名を取り「染井吉野」と命名した」とのこと。

“そうか、ソメイは地名で、ヨシノは吉野桜の名残りだったのか・・・”

 

 

「ソメイヨシノ」は、母を「エドヒガン」、父を日本固有種の「オオシマザクラ」の雑種とする自然交雑もしくは人為的な交配で生まれた日本産の栽培品種のサクラで、全国約19都府県のソメイヨシノのDNAを解析した結果、全てが同じ遺伝子配列を持つことが確認された。遺伝子が同一であるため、気象条件が同じ場所では一斉に開花し一斉に散る。またクローンであるため、種子を作って増えることができず、人間が接ぎ木技術で増やす必要がある。NETによると日本全国には約3億本以上のソメイヨシノが存在するらしいが、これが全部クローンだとは驚きだ。ソメイヨシノが一斉に開花して満開になるのは、やはり毎年楽しみだ。

 

春を彩る桜を知ろう!:農林水産省:農林水産省

 

続いて、「もえぎ野公園」の桜。(2026/3/27)

 

これは「スペイン坂」の桜。(2026/4/5)

散り掛けている。

 

「国学院大学横浜校舎」の桜は「八重の寒緋桜」。(2026/3/31)

 

近くの公園の桜(2026/3/30)

 

これは「関山(かんざん)」と思われる八重桜(2026/4/17)