ありがとう オカリナおじさん 最終(拝読に感謝!) | ゴモラでございます

ゴモラでございます

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「ありがとう オカリナおじさん 1」

食事を終えて再度、森の中に行ってみました。

$ゴモラでございます

なんか「笛の音色」がするんです。
それも何故か「オカリナ」...
そんも何故か「コンドルが飛んでいく」
でも、音色に誘われるようにそちらの方向に導かれる
ような不思議な感じがしてその笛の音源らしき方向
に向かっていったのですが...
昔、「ハルメルンの笛吹き」っていう話を聞いたことが
脳裏をかすめましたねぇ。
(子供達が笛吹きに導かれて神隠しにあったとかいう話
で不吉な予感を感じていた)

木々をすり抜けるように奥へ奥へと進むと
ベンチらしきものがあってオカリナを吹いていらっしゃる
方がそこにいて延々とオカリナを吹いているのを
見つけることができた。
見た目は、60~70歳ぐらいの普通のおじさんといった
感じだったのですが、
なにかしら「不思議なオーラー」を感じて黙ってそのお姿を
ジッと眺めていたのですが...

急に、笛を吹くのを止めて僕に話しかけてきたんです。

「君...ここに来るのは初めてかい?」

ちょっと、びっくりして「はい、初めて来ました」って
返事をしたんだけど「眼力」っていうのかなぁ
まさしく、僕を貫くような視線でまるで
僕の「心」の中を見通しているような感じを受けたんだ。

「そうか...ここは気持ちが落ち着くところだからね。
僕はいつもこうやってオカリナを奏でているんだよ」

僕は、まるで金縛りにでも遭ったかのように身がすくんで
なにも言えなくなったことに驚きを感じていた。

この人はいったい何者だ

「悲しい時や辛いことは多いけどオカリナを吹いていると
全てを忘れることができる。
オカリナが僕に勇気を与えてくれるようにも感じる。
僕の演奏が君の悲しみや辛さを少しでも和らげることが
できたら、僕は嬉しい。
この演奏は、君のために贈らせてもらいたい」

同じ「コンドルは飛んでいく」を
オカリナを再び吹き始めたんだけど
今までの演奏とは、違う音色と響きが僕の
心を震わせ、心に染み入ってくるのをを感じたんだ。

優しい素朴なメロディー、どこまでも、どこまでも
アンデスの山脈を飛んでいく勇壮なコンドルが
僕の脳裏に広がって行くのを感じていた。

時間的にはすごく短かったと思うけど、僕にとっては
永遠の時間にも思えた。

ハッと我に返っておじさんを見ると彼は軽く微笑んでいたんだ。

「あ...ありがとうございます」

軽く会釈すると何故か体の縛りが解けたように
動くことができることを感じたんだ。

「また...ここにおいで」

彼はそう言うとまた、オカリナを吹き始めた。

僕は、急に怖くなって逃げるようにその場から
立ち去ったんだけど、あの笛の「音色」はいつまでも
僕の心にリフレインし続けていた。

今考えるとなんだったんだろうなって思います。
でも、今までの悲しい気持ちが何故か少し癒されて
体が「楽」になったようにも感じます。

「ありがとう オカリナおじさん」

公園を離れて神社内に戻り、ふと何気なく社殿を見ると

$ゴモラでございます

どう見ても”靴”だよね。
桐材をくりぬくようにして作り、漆で黒く塗られており、「浅沓(あさぐつ)」
っていうんだって。
オランダとかの”木靴”をイメージしゃちゃいました。

$ゴモラでございます

鯰料理の提灯発見!
そういえば、鯰って食べたことがないんだよ。
美味しいのかなぁ。

$ゴモラでございます
$ゴモラでございます
$ゴモラでございます

JR線で帰る方向とは、逆に「鹿島臨海鉄道」の車両(二両編成、ディーゼル)
を発見!
時間もあるので社内を散策。
アニメのポスターが貼ってある電車は初めてです。
なんでも、大洗町(ゴモラが北海道からの車を受領した場所)
を舞台とした”美少女戦車アニメ”らしくて大々的にPRしていた模様。
車両横のステッカーもいい感じでJRの車両にも劣らずの
”存在感”を示していました。

ふぅ...こんな感じで「爽やかに」鹿島詣でを終えることができました。
今回は、謎のスピリチュアル体験満載で大いに満足!!!

「日帰りブラリ旅」まだまだ続けたいですね。
ここまでお付き合い頂いた方、拝見お疲れ様でした。
それではまた。