ありがとう オカリナおじさん 7 | ゴモラでございます

ゴモラでございます

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なにか”スゴいパワー”を感じる!!!
あれが古えから伝わる”幻の要石なのかぁ!!!

ふおぉぉぉぉぉ、すんごいパワーの波動にビビるゴモラ!!!

$ゴモラでございます
$ゴモラでございます

初見でどこにあるのか分かりませんでした...
だって逆光でどこにあるか全然わからないんだモン!!!ヽ(`Д´)ノ

$ゴモラでございます
$ゴモラでございます

すまない...もっと迫力のある画像にしたかった...
己の撮影技術の未熟さを悔やみつつも
最近、やや、お力が弱まっているようにも感ずる
要石にゴモラパワー注入開始!!!
みんな、オラにみんなの力を集めてくれ!!!

「鯰チャン...おイタしちゃらめぇぇぇ~!!!」

※設定:鯰チャン(まど☆マギのほむらちゃん
タイプでクールで知性的 
ゴモラに心を寄せているが、素直になれない
自分に嫌悪感を抱いている。
怒ると我を忘れる感情的な面もある)
$ゴモラでございます
※イメージです

最近、鯰チャンの様子がおかしい。
いつも、イライラしているようにも感じる。
彼女は、感情を表にださないタイプであり
滅多なことで暴れたりすることはない。
自分が暴れれば大変なことになってしまう。
そんなことは、彼女自身がよく理解しているのだけれど...

でも、最近、彼女はことに触れて暴れだすようになった。
暴れた後、自分自身が暴れたことによる”人々の悲しみ”
を見て取り返しの付かないことをしてしまったことを
悔み、呆然として深い悲しみに暮れているところを何度ともなく
見かけたことがある。

彼女だって「暴れたく」ないんだ。

もしかすると、彼女は、自分自身を「自制」
できないのかもしれない。

僕はため息をついていた。
今日も彼女はこない。
副図書委員の彼女は、大人しく本好きの女の子
恥ずかしげに彼女が好きな詩集を紹介してくれた。
「私...男の人に自分の好きな詩集を紹介するの
...初めてなの...」
僕は、あの日のことを一生忘れないだろう。

「あの日に戻りたいなぁ」

日が傾きかける夕日に染まった図書室にはもう誰もいないようだ。
図書委員の僕は、図書室の施錠を終えて
当直日誌に確認印をもらうため、職員室に向かう途中、
曲がり角から急に現れた鯰チャンと鉢合わせになった。

鯰チャン「キャッ!!!」

ゴモラ「あ...ごめんって...鯰チャン!?」

鯰チャン「・・・・」

無言で踵を返し、逃げ去ろうとする鯰チャンの
腕を掴んだ。

鯰チャン「ちょっ...痛っ...離ぁしぃてぇよぉ~っ!!!」

鯰チャンは、渾身の力を込めて僕の手を振放す。
僕は、逃がすまいと思わず力を入れすぎてしまったことを
詫びた。

ゴモラ「ご..ごめん」
彼女は、これまで僕の姿を見ると反射的に僕から逃れようとして
逃げてきた。
僕は...彼女に嫌われているのだろうか...

僕は、目を逸らしている鯰ちゃんを見据えて
彼女に問いかけた。

ゴモラ「鯰チャン、最近、ちょっとやり過ぎだよね」

鯰チャン「そんなの、ゴモくんには関係ないでしょ!!!」
ものすごい気迫のこもった目で僕を睨みつける。

ゴモラ「関係ないことはないよ。
君と僕とは、「友達」だろう?
最近、全然顔を見せてくれないじゃないか!
なんで僕を避けているの?」

鯰チャン「トモダチ........かぁ...」
絞り出すような悲しげな声...
睨んでいた顔が徐々に悲しげになっていく。
自分でも感情の昂ぶりを抑えきれないのだろう。
真っ赤に染まるその目尻からうっすらと涙が
ポツリ...また...ポツリとこぼれ落ち、
リノニュームの床で雫を作り、校舎の光を
浴びて鈍い光を放っているのを僕は
ぼんやりと眺めていた。

鯰チャン「分かってるよ!そんなの自分でも
分かってる!ダメなの...自分でも
イライラしちゃって...
「トモダチ」なんか嫌ッ!
ゴモくんのことを考えると胸が苦しくなって
切なくて...
もっと、もっと仲良くなりたいよ!
でも...私が自分を抑えきれないで暴れちゃったら
ゴモくんまで迷惑をかけちゃう!
そんな女の子...嫌でしょ...
それで悲しくなっちゃって...つい...」

ゴモラ「僕は、迷惑なんて思っていないよ」

彼女は、びっくりしたように僕の顔を
見つめる。

ゴモラ「君が自分自身(地震)を抑えきれないなら
僕が君の「要石」になるよ。
そして、僕が君をしっかりと押さえつけるよ。
そして、これからも君が暴れないように僕が
いつまでも見守っていくよ」

鯰チャン「ゴモ・・・くん」

ゴモラ「鯰」

よほど、感極まったのだろう。
鯰チャンは、やや、ためらっていたものの、
意を決したように僕の胸に飛び込み、
僕の胸に乱暴に顔を埋めて激しい嗚咽を漏らし
始め、僕のシャツを大粒の涙で濡らし始めた。

ゴモラ「もう安心だよ...
いつだって...鯰のこと...見守っていくから...」

僕は、か弱げなその肩をそっと抱き...
って

何やってるんだよ!!!
御祭神様御免なさい!!!


でも、本当に鯰チャン、大人しくしてるんだよ。
$ゴモラでございます