できる限り毎日更新するのがモットーであったのに…ここの所、更新できずに申し訳ありませんでした
ついに!
お披露目する日が来ました!!
ヘルペインター米山啓介氏原型
【ダークヒーロー ファーストヘレティック】
完成ですッ
いつもながら駄文少々と画像多めでいきますね
頭
鋭い牙と流線型のシルエットが堪らなくカッコいいバイザー
骨で構成された様な雰囲気を狙いました。
バイザー、アゴは骨の質感イメージです。
キットでは頭は2パーツ化されており、バイザー型の頭頂部の下には脳髄モールドが接されております!
接着してしまうとせっかくのモールドが勿体無いので接着はしていません。
(ディスプレイ時はマスキングガムを接着剤代わりに使用してペタっとくっつけてるので簡易脱着可能としております)
脳ミソモールドも丁寧に色を筆にて重ね塗り込みました
よく見ると目玉まで造形されているんです
写真でお分かりになるかわかりませんが、目玉は青から赤に侵食されていく様に濁る様に塗装しております。
(拡大して見てください)
これは付属の米山啓介氏直筆の設定漫画でファーストヘレティックは人造兵器として設計された1体が突然変異で暴走を始めたと言う設定。
暴走する以前は青い目で暴走により赤く変色していくイメージを練り込みました。
バイザーからチラ見えする眼球がサイコー!です
首元の反り立った襟もたまらなくカッコいいですね♪
所々に見える剥き出しの筋肉と骨、外装と折り重なったデザインにどの様に色を載せるのか迷いましたが、
・色をシルエットとして捉える事。
・ダークヒーローであるファーストヘレティック。各部のディティールはクリーチャーながら黒過ぎないシルエット
・白・赤・グレーの三色の中にクリーチャー的な彩色で引きで見た時と近くで見た時のイメージギャップを考える
であります。
とまぁ、理屈っぽく語ってますが実は塗ってる最中はかなり感覚的でありまして
「ここをこうしよう」とか「ここはこの色にする!」とか
考えてる様な考えてないような
感じです
でもって、どこをどう塗ったとか筆での工程は全く覚えておりません
筆でのペイントはいつも夢中って言うやつです。
モールドに対してある程度の説得力だけは意識して、あとは完全に感覚的な作業です
そんな中でもココはムチャクチャ頭を悩ませながら塗りました。
背中から伸びるマフラーの様な触手です。
このキットの最もグロテスクで視覚的に最重要パーツであります。
ズバリ!ヒーロー=マフラーは赤だろ!
って事で、真っ赤なレッドにする事は決めていたのですが、赤と言っても千差万別・無限にあるわけで、どのような赤にするか真剣に悩んでこのような感じとなりました。
写真では映らないですがリブ一つ一つ筆で描くように塗りました。
気の遠くなる様な手法ですがスキルがない分、一つ一つリブを描く方が僕的には確実な方法です。
手や腿などの剥き出した骨、筋などはもうペイントが楽しくて楽しくてサイコーでした!
腿のスキンレス感は意気揚々とハイテンションでカキカキしてました。
アキレス腱剥き出しで骨と融合したような非常にオリジナリティ溢れる造形にうっとりしながら筆が進みました
付属の量産型ヘッドはヘッド断面にそれらしいモールドを新設して月並みな発想ですが、生首として共演していただきました。
これまた月並み過ぎる発想!量産型といえばアノMS!
ズバリ!【ミドリ】だろ?ってことでグリーン系であります。
ベースは木製台座にひび割れの様な、血管の様な感じで筆でカキカキ
製作記を読んでいただいたらお分かりかと思いますが、ほとんど筆での着色です。
こういったクリーチャー系キットを仕上げる上で筆が一番濃淡をある程度微調整出来るので信頼出来ます。
なぜならエアブラシの細吹きに自信がないから(笑)
細かなモールドの集合体的なキットの場合エアブラシメインにすると僕はどうしても大味な表現しか出来ない(下手だから)
手と筆で塗る分、時間はかかりますが気合いと愛情をバッチリ込めて塗れる!
と思います!(笑)
こんなにもステキなキットです!
心を込めて仕上げなきゃ原型された米山啓介氏に失礼ですから
サイコーのキットに自分の持てる最大の力を発揮させてもらいましたが、
カッコいいと思えるかは個人の好みだと思いますが、いかがでしょうか?
そうそう!塗りながらこの人のイメージも少し意識しました。
メタルギア4の雷電
シルエットに共通する雰囲気ありません??
あくまでイメージソースとしての雰囲気ですが、グレーに近い白、スピード感のあるシルエットはデザインだけでなく色にも影響があるんではないかと、思いグレーと白を練り込むことにした次第であります。
背中は骨っぽく白が基調です
以上が自分なりのヘルペインターさんの傑作クリーチャーキット【ファーストヘレティック】です。
とりあえず本当にカッコいいキットですのできっと何色に仕上げても、たとえ単色であってもサイコーなのは間違いありません!
もし、この作例がファーストヘレティックを仕上げる上での何かしらのイメージソースとなったり、ディティール設定のヒントにでもなれば光栄です。
もし機会があればその手で、ぜひステキなダークヒーローを仕上げてみてはいかがでしょうか?
ファーストヘレティック
サイコー!ですよ
我が家にステキなクリーチャーが一人また仲間入り致しました
最期までご覧下さり、お付き合い戴きました事心より嬉しく思います。
さて
次はどのキット塗ろうかな