訃報ってのは
それが誰であれ寂しいものだけど、
子供の頃から知っている人の死は
何とも悲しいものだ。
声優がどうこうなんて考える前から
小原乃梨子の声はよく覚えていた。
『海底少年マリン』はしょっちゅう再放送されたもんね。
(と、記憶しているのだが)
で、最初のアニメブームの頃に
『アルプスの少女ハイジ』
『タイムボカン』シリーズ
『未来少年コナン』
そして何と言っても
『ドラえもん』
多くの人気作品に出演し、
少年からお色気キャラまで
幅広い役どころでご活躍だった。
タイムボカンシリーズは
『タイムボカン』から『イタダキマン』まで
ずっと観てたもんなぁ。
視聴者の成長を意識してか、
『逆転イッパツマン』あたりでは
随分とシリアス(っぽい)路線になってたけど。
今や声優は人気職業で
目指す人は数知れず。
そして声優を名乗る人もわんさかいるご時世。
ま、こんなこと言うと
そっち界隈の皆さんからこっぴどく怒られそう
(いや、罵倒されそう)
なんだけど、
昨今の声優、それも女性の声優さんは
昇進したての“二ツ目”の落語を聴いてるような気分になる。
一応“形式”は整ってるが浅いって言うのか。
だから、大御所のアニメ監督が
専業の声優をあまり使いたがらないってことも
少し分かる気がするんだよね。
もちろん、話題性って意味で俳優やお笑いさんを使うって
事情もあるんだろうけど、
声優の一種独特の“型”が作品にそぐわないって思ってたとしても
何ら不思議じゃないって言うのか。
あ、こんな繰り言は聞き流してくださいね。
偏屈なジジイの戯言ですんで。
やっぱり成人前の思い出は
それが強烈だったり頻繁だったりすると
強く残り続けるんだろうね。
まったくもって残念。
そしてもう一つ。
自分の親と同年代の人が亡くなるってのが
いよいよ自分も心の準備をしなきゃって気分にさせる。
80代も後半に入れば
いつ何時何があってもおかしくないもんね。
ってな感じで
様々に感情を揺り動かされた
小原氏の逝去だった。
謹んでお悔やみ申し上げます。



