『魔進戦隊キラメイジャー』シリーズの大筋に影響は少ないが、いろいろ仕込んであった回か… | オレンジの園に

オレンジの園に

2014年3月、某局で放送された
『55スペシャル』で
“モーニング娘。”に目覚める。
基本的に特定メンバーを
偏愛しないと心に決めているが、
“オレンジ”系には目がない。
2015年9月にライブ初参戦。
このブログは
娘。ライフの備忘録である…

 

1月も終盤だってのに、

全体のストーリーにとっては

大きな展開がない回。

 

もう時期的にキャラクターを掘り下げる必要はないが、

おもちゃの市場在庫は気になるところ。

まあ、出せるアイテムは

不自然にならない範囲でちゃんと出しましょうって感じで。

 

しかし、

単なる消化回かと思いきや、

いろいろ考えさせられると言うか、

複層的って言うのか。

 

あえて語らない部分が少なからずあって

考えようによっては“消化不良”感を残すんだけどね。

 

例えば“カロリー”君。

この物語の主人公が“ジュール”で

その純粋さと対極をなすキャラとして登場するのが

同じように“熱量”を表す単位って言うのが象徴的。

 

カナエマストーン・イリュージョアの効果は

深層心理が具現化することなんだけど、

今回のゲスト、八太三郎のある“理想”と“負”の心理が

具現化した世界が物語の舞台となっている。

理想とするところは

オタクグッズに囲まれながらもこざっぱりした部屋、立派な一軒家。

そして負の部分は

自分が他人からどう見られているかって妄想。

だから、最後に家のあった場所は“更地”になってるし、

描いたであろう漫画がちゃんと掲載を勝ち取っている。

 

いわゆる“オタク”の解釈が面白くて、

前半の視聴者をミスリードする(指の絆創膏とか)ところでは、

何を考えてるかわからない犯罪予備軍的な雰囲気にしてるんだけど、

(いわゆるオタクのステレオタイプな感じ)

いざ取り込まれるって時には

純粋な人ってことになってる。

 

全体のトーンとしては

どうしても重たくなりがちな話。

邪面獣の登場も夕方なんだけど、

これは昔の“ウルトラ”っぽいね。

 

こういう時期だから、

割と“実験的”な回を差し込むことができたんだろう。

ただね。

もうそろそろ大きな“ドラマ”の兆しくらい見せて欲しいものだ。

 

あ、そう言えば

『グッドスリー』が

今夏テレビアニメ化されるって(笑)

しほちん、売れっ子じゃん。