我が家の“姫(猫)”の話。ついに力尽きる。うちの子になってくれて本当にありがとう… | オレンジの園に

オレンジの園に

2014年3月、某局で放送された
『55スペシャル』で
“モーニング娘。”に目覚める。
基本的に特定メンバーを
偏愛しないと心に決めているが、
“オレンジ”系には目がない。
2015年9月にライブ初参戦。
このブログは
娘。ライフの備忘録である…

 

姫が死んだ。

今日はずっと寝たきりだったが

夜になっておしっこを出させた後に

容体が悪化。

呼吸が浅くなってほとんど意識がなくなり、

最期は2度3度と大きく身体をのけぞらせながら

静かに息を引き取った。

 

5カ月強の闘病生活だった。

まさか7歳の若さで

腎臓病がこんなに悪化するなんて

まったく想像もしていなかった。

注意をするのは

この7歳からって思っていたものだから。

 

不思議と悲しさとか涙とか

そういうものが襲ってくることはない。

これまで何度か

“いよいよ”って場面があったからだろう。

段階を踏んでここまで来たことで

耐性や納得感が醸成されたからに違いない。

 

そこに、もう動くことのない姫がいる。

生きている頃より毛艶のいいその身体を見ると、

“命”って何だろうと不思議な気持ちになる。

 

姫を思う時、

必ず涙してしまう“疑問”がある。

「うちの子になって幸せだったか?」

この答えの出ない問いだけは

悲しみを増幅させる。

 

姫を飼うことができて

“確信”していることが2つ。

1つは

姫が世界一かわいい猫だったってこと。

1つは

姫がいなくなって、

もうこの世界は変わってしまったってこと。

姫がいた世界、姫がいなくなってしまった世界。

どちらがいいとか悪いとかって問題ではない。

ただ失ったものはもう戻らないってだけだ。

 

それでも、

うちには3匹の猫がいる。

彼らを姫と変わらず愛し、

姫を送ったように送り出さねばならない。

 

ありがとう、うちの子になってくれて。

姫のことは一生忘れないよ。

虹の橋のたもとで待ってておくれ。