俺の学校の国語の先生は文学作品に関してはかなりうるさいです。
授業中寝ても怒らないといういい先生なわけですが、小説などの音読を聞いている最中に寝たら怒るという意味の分からない面もあります。
授業が小説の単元に入ったボクたちは、太宰治の作品の一つである『猿が島』を勉強することになりました。
猿の島・・・・いいですねェ・・・・
太宰治の作品は『走れメロス』しか知らなかったボクですが、素直に作品にのめり込むことが出来ました。
素人のボクが言うのもなんですが、太宰治さんは表現の仕方がかなり上手いです。
むしろ上手すぎて素人のボクには理解できません。
猿が島では物語の最初では人間だと思っていた主人公がラストでは実は○○だった・・・・というオチにかなり驚かせられました。
猿の島の授業中、先生の小説大好き魂に火が灯って太宰治の話をし始めました。
机に屈服した状態で話を聞いてた俺ですが、耳を澄ませて聞いてみるとけっこう面白い話でした。
なにやら、太宰治は超ネガティブ少年だったようですね。
さらにシャブ中だったとか。
走れメロスを読んだおかげで、完全に愛と正義を貫く作品ばかり手がけてる作家だと思ってた俺にとっては軽い衝撃でした。
自殺未遂も4度したと聞きました。
太宰治の過去話が一段落つくと先生は太宰治の最後の作品である『人間失格』について語り始めました。
名前だけは知ってたんですが、先生の話を聞いていると急に人間失格を読みたくなってきた俺は入学初日以来の図書室へ出向きました。
図書室はマンガ本も置いてあっていいですね。
少し火の鳥を読んだ後、人間失格を探すことに。
太宰治の作品ということもあって簡単に見つかりました。
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取り合えず借ります。
入学式のときに借りていた『夜市』という本もついでに返してきました。
借りてから半年後の返却に図書担当の先生はかなり不満そうな顔をしてましたが、軽くスルー
図書室の返却期限なんてあるようでないものなのでじっくり時間をかけて読んで行きたいと思います。
冬休み前までに読み終えたら上出来だな。