オリンパスのTOUGH-TG6(レッド)を入手しました。ファインダーのないコンデジはGRⅢあたりから暫く敬遠ぎみだったのですが、ビジネスバッグなどの場合は通常のカメラだと地面に置いたりしているうちに叩きつけられるのか所々痛んだり壊れたり勝手に電源が出ていたりということが今まで多々あったのでTOUGHシリーズを初めて手にしてみました(いつもはショルダーなので鞄を地面に置くことは少ないのですが)。このカメラの存在は知っていましたが実際に試してみるとこれはすごい。2m超から落としても壊れないというのは一眼使いにとっては衝撃的です。そのうえ、水中15mでも使える、-10℃の寒さにも耐え雪山でも使える、100kgで踏んでも潰れず、防塵防滴と名前の通りタフです(実際にはまだ落としてみたり冷凍庫に入れてみたわけではありませんが)。
建設現場での使用率が高いと聞いていますが私には関係ないので正直タフである必要性は実はあまりなく、それが今まで手にしなかった理由ですが、他機種ではできない機能がTOUGHにはあって、今回その機能がとある事情で必要になったため欲しくなったというのが本当の理由です。その機能とは「顕微鏡モード」です。被写体1cmの近くで撮れるというのは魅力です。目の前1cmの近くのものを見ようと思ったら肉眼ではピントが合わないはずです。肉眼で不可能なものが撮れるというのは他のカメラにはちょっとない機能だったわけで、その機能がとても必要になったわけです。
ちなみに現在の最新TOUGHはTG7です。最新のTG7と前代機種のTG6との違いは殆どありません。タイプC端子の有無・Bluetoothの可否・建設現場モード搭載くらいで価格は当然前代機種の方が型落ちですからリーズナブルです。ただ、TG6には「OLYMPUS」のロゴがありますが、TG7には「OM SYSTEM」と機体のロゴが変わっています(社名変更に伴う事情)。旧オリンパスのファンなのでTOUGH最後の機種としてのTG6を選んでみました(TG5のように白ロゴだったらもっとよかったのに…)。ということでTG6を選んだ理由はロゴが一番大きいです。こういう方って結構いらっしゃるのではないでしょうか…。なお、TG6は正面にビスが多くありメカ感もTG6の方がゴツくてタフなイメージあり。
まだあまり試していませんが、使用感はなんとなくGRⅢとGoProの中間のような感じで、両機種の足りない所を補うけれど完全に追い抜くとも言えない、鞄にそっと忍ばせておけば何かあったときにパッと使えるそんな可もなく不可もなくの便利カメラだと思います。
ただ、顕微鏡モードだけは他の追随を許さず別格です。TOUGHの顕微鏡モードはユーチューブなどでも頻繁に見かけますので気になった方は調べてみて下さい。ちなみに、顕微鏡モードのためにパーツのLEDも取り付けてみましたが見た目も遊び心も満足でき暫く色々楽しめそうです(フラッシュ希望を使ってリングLEDライトにもできるという別売りパーツ)。
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