第744話「謹賀新年2022」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

OFFiSTA オフィスタ・ブログ

はたらく女性/育児とお仕事がメイン・コンセプトのハケン会社オフィスタです。
ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

 

あけましておめでとうございます。昨年も皆様のご協力、ご指導に改めて感謝、御礼を申し上げます。

 

 昨年もコロナ禍の影響で約二年間にわたり経済も労働も雇用も不完全燃焼で終わってしまったように感じているのではないでしょうか。「育児中女性=専業主婦」の構図はもはや古く、“女性がはたらく”という世の流れは変わりませんが、ワークライフバランスいわゆる働き方に変化が見られた一年だったように思いました。テレワークや副業の求人募集に対して年齢を問わず全世代の求職者に人気がありました。以外では、扶養内勤務やパート勤務といった女性特有のワークスタイルが引き続きママさん・主婦層に大人気だったことと、またはそれを諦める人の二極化がみられ変化の兆しが表れました。扶養内を諦める原因として、週2~3日勤務や時短のお仕事が市場に出てこなくなったことが挙げられます。こういった特殊な求人募集の圧倒的な減少により仕方がなくフルタイム勤務を余儀なくされ、しかしながらいざやってみると継続がままならない、フルタイム勤務はそもそもできないので働くこと諦める(またはテレワークなどを選択せざるを得ない)、そういった苦悩を抱える育児中女性と昨年はとても多くお会いしました。

 

 確かに時代は女性活躍の名目のもとフルタイム勤務で男性と同様の働き方が求められる時代背景です。フルタイムは従来独身女性の領域でしたが、少子高齢化に伴う労働力不足、同じく少子高齢化から来る国民からの納税・社会保険料を今以上に期待する国家方針なども相まって、現代ではフルタイム勤労が育児中の女性にも求められ始める傾向があり悩まれる方が増えた気がします。

 こんな時代背景ですからこれまで育児中女性が理想としていた扶養範囲内でのワークスタイルを希望したとしても案件が見つからない、そういうご苦労をして、「求人誌や求人サイトを探しても見つかりません」、「たまたまオフィスタの存在を知り駆け込んできました」と苦しむ女性求職者とお会いする機会が圧倒的に多かったというのが2021年の印象です。

 

 そんな中、育児と仕事の両立を求める方、家庭と仕事の両立を求める方、はたらき方は千差万別であったとしても数ある派遣会社の中でママさんにスポットを当てて専門性を有する“オフィスタ”は一貫してワークライフバランス重視でサービスを提供し続けさせていただきました。昨年はフルタイムと扶養内のお仕事割合で週2~3日勤務の案件が占める割合が8割5分超という当社でも過去最高を記録しました。週2~3日のお仕事、扶養の範囲内のお仕事、はたらく女性に理解のある職場…こういった求人を年間通して提供できるバックボーンがオフィスタにはあります。時代の流れは女性に無理を強いているかもしれません。挫折や諦めを経験する女性も出てくることでしょう。今年がどうなるのか今は先が見えませんが、オフィスタでは、“はたらく女性、育児とお仕事のワークライフバランスについて、創業時の志を忘れずにスタッフに寄り添うサービス提供と支援に努めます。”

オフィスタは当時まだ育児者が社会で働くことが認知されていなかった時代に「育児とお仕事は両立できる」をコンセプトに、ビジネス儲けは二の次で「はたらく女性の支援」を目的に掲げて十五年前に誕生しましたが、こんな時代だからこそ今一度、あの当時の「原点回帰」を果たすというのが2022年のオフィスタのテーマです。

 

 この2022年をスタッフのみなさまにとって最良の年にできるように、また企業・団体さまにとっては人事労務において今こそ活躍の時であることと信じております。そのためのお役に立てるよう職員一同一歩々々あたらせていただきますので、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。みなさまのご発展をお祈りいたしますとともに、新年の挨拶とさせていただきます。

 

令和四年元旦

日本プランニング株式会社(オフィスタ)

代表取締役 小松中子