仕事探しの時に自身をPRするものとして履歴書や職務経歴書などがあります。職務経歴書は応募した業務を遂行できる適正や能力があるかどうかを測るために重要な資料となります。
職歴というのはこのことから統一性があるに越したことはないと思います。特に中途採用の場合企業側は、イチから育てるよりも即戦力を求める傾向にありますから、ある程度のことが分かっている人の方が扱いやすいという事です。
最も採用判断が難しいのが、色々な職業を転々としてきている方です。業種が違えど職種が同じならいいのですが、例えば病院の事務~企業で事務~スーパーで事務~法律事務所で事務~ブティックで事務・・・というように事務畑を歩いてきている人など、自分の会社に入社したときにどんなパフォーマンスを見せてくれるのか人事担当者なら想像がつきます。これが、病院の受付~企業で事務~スーパーでレジ打ち~法律事務所で清掃~ブティックで販売・・・となってくると話は変わってきます。事務職希望ですと言われても、経験としては事実上1社ということになります。事務をしていたこの1社が10年とか20年勤務というならいいですが、事務経験半年で清掃業務15年などといわれると本当に事務職で大丈夫?と疑問符が付きます。それ以前に、何故いま事務職を選ぶの?経験を活かして今後も清掃でスペシャリストを極めればいいのでは?という疑問が沸きます。最も経験の長い職種で、今後もその方面で働けばよいのではないかと誰でも率直に思います。同時に脳裏に浮かぶのは「清掃は厳しいから逃げ出したいのでは?事務職なら楽そうだという考えでは?」など転職の裏側・求職者の本音心理を読み始めます。誰が見ても理にかなわない行動には、裏側に本当の心理があるというのは人間行動学の基本です。
面接等ではここに人事担当者が目を光らせる採否ポイントがあるわけです。一般的に求職者を前にして口には出しませんが、人事のプロなら大体事情は察しています。清掃は朝が早いから嫌だとか、販売は立ちっぱなして疲れるから嫌だとか、コンビニは給料が安いから嫌だとか転職の本当の理由はあっても面接の席では嘘でももっと綺麗ごとで取り繕おうとしますよね。しかしここで付け焼刃のありきたりの綺麗事なんかでは人事のプロの目はごまかせず見抜かれてしまいます。苦労せずに職に在りつけるから簡単な軽作業系に進んだのだろうなとか、家から勤務地が近かったから安易に決めたんだろうなとか、単に給料に釣られて始めたらきつくて逃げ出したいんだろうなとか、要するにこの人は「事務職」がやりたいというよりも自身にとって単に「都合がよかった」ものを選んできたのだろうと勘ぐるわけです。その条件面が気に入らなくなった又は必要が無くなったので今度は安易に事務職に転職をという甘い考えなのではないのかと。
年齢が若ければ将来性を買ってということもありますが、35~40歳を過ぎて殆ど未経験状態で今から事務職に転職したいと言われると企業側も正直厳しい。何故事務職に転職したいのか理由を明確に答えられるかどうかが両者最大の判断ポイント・PRポイントとなるわけです。どんな世界でもそうですが、人より遅れて入ってくるわけですから相当の覚悟・熱意・努力がなければ逃げ出すに決まっていますので、経験が浅いのにどうしてこの職種を希望するのか明確な理由を説明できるかどうかは大事です。事務職のためにパソコン教室に通って勉強しているとか事実行動に移しているかどうかなど本気の努力をPRできるとベストでしょう。実際のところ、年齢がいくつであろうと本気で取り組めば新しい仕事に順応はできると断言します、人間不可能はないと思います、但し死ぬ気の本気ならの話で中途半端で達成できるほど世の中は甘くはないと思ってください。口先だけ本気です・頑張りますというだけで、実際に就業後についていけなくてドロップアウトする人が多いです。「なんとなく事務がやってみたい」、「自分でもできるだろう」、「教えてくれればできると思う」などという甘い意識でなんとなく応募されても採用は難しいし、就業後にすぐギブアップして逃げ出すのがオチです。そしてまた不本意ながら容易に採用される職に戻っていき、数年後にまた同じことの繰り返しという人が主婦層にとても多いのです。近所で手軽にの誘惑から、街医者・スーパー・生命保険・コールセンターなどを容易に選択してしまい事務職に壁ができてしまって後悔している人が目立ちます。容易に就業できる反面、人材の入れ替わりも多い業界(要するにキツイ)ということなので、次は楽そうな事務職にとついつい思いがちですが、それなら最初から事務職を選んでおけばよかったのにと思いますが人生そう上手くは行かないものですよね。お仕事探しは一生もの、しっかり将来のことを考えた就活をすべきでしょう。職業選択は自由ですが、これが有利になるのは社会勉強で何でも経験をしてみようという若者だけにかメリットはありません。年齢を重ねるとともに、未経験者はどんな職業でも厳しくなります。事務でも販売でも清掃でもレジ打ちでも、全くの素人が遅れて入ってきてイチから始めるのは並大抵のことではありませんし、企業側も給与を支払う以上は厳しい目で見ますし、世の中そうそう甘くはありません。あくまで職業選択は自由ですが採用されるかどうか、幸せな仕事に就けるのかどうかは全く別物だということです。何歳くらいまで自分は働きたいのかを考えて、その年齢になったときに就いていたい仕事は何か、それが発見できたのならば、できるだけ早い段階で将来設計をして妥協のない就職活動をするのが無難ではないかと思います。オフィスタではしっかりした書類作成・面接面談・相談のうえお仕事を紹介していきます。履歴不要で電話一本で即日働けますなんていう楽チンを売りにしている派遣会社に比べたら面倒だと思われがちですが、みなさんの将来を考えればここは妥協できない省けない点だと思っています。就活で楽しよう楽しようで済ましてしまっては将来後悔するのは労働者自身です。面倒でも急がば回れでしっかりとサポートを受けながら就業して下さい。少なくともオフィスタ担当者は労働者(特に女性・主婦・ママさん)の10年後20年後の将来の仕事像をイメージして就活支援をしています。
----------------------------------------
----------------------------------------
