第641話「令和元年度(平成31年度)の振り返り」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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はたらく女性/育児とお仕事がメイン・コンセプトのハケン会社オフィスタです。
ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

 

 

令和元年度(=平成31年度)も残りわずか。今年度を振り返ると、仕事というキーワードでいうと元気がなかった1年間のように思います。後半のコロナショックはもとより、前半の年号が平成から令和に変わりGWも相まって長期大型連休で幕を開けた年度。その後も祝日が増えたり働き方改革で労働自体に活気がなくなりました。休むこと働かないことが美徳とされ、台風が来るたびに安全の名のもとに欠勤が許容され、残業=ブラックを定義とし残業規制で働きたくても働けない稼ぎたくても稼げない風潮になり、誰得なのか全くわからない骨抜き法改正の同一労働同一賃金制度など、表向きだけは綺麗事だが、中身は国民が望んでいないパフォーマンス的な国の考えに知らず知らずのうちに「はたらく」という意義が錆びついてしまったような感じです。人間は働かなければ活気は得られません。休日が多ければ充実ではありません。残業が減れば自殺者がなくなるわけではありません。仕事にやりがいを見いだせれば残業も楽しいですが、仕事が嫌々やっている者にとっては苦痛です。勤務時間でどうこう休暇日数がどうこうではなく、そういう仕事の中身を充実させることで心の充実というか生きている実感を得るような世の中にすべきなのですが、何か条件面や待遇さえよければ労働者は幸せという思考にしか目が行っていないので、どうも方向性が違う方に向かっている気がしてなりません。私は昭和を支えた世代の人間ではありませんが、戦後の日本経済を支えたサラリーマンが今の労働者を見たらだらしないな、軟弱だなと思う事でしょう。何故なら、昭和時代は志を持った“勤労”だったかもしれませんが、令和時代は単なる“お勤め”だからだと思います。前者は犠牲もあるが充実も得られる、後者はある意味平和な日本を象徴していると言えます。どちらが良いかは人それぞれですが、令和元年度を振り返って、仕事というものがハードからライト、ホットからドライに移り変わる一つの契機だったように思いました。昨年度とは明らかに労働者意識の変異を感じました(内容は違うが小泉内閣で派遣自由化が施行されたときのような労働大変革の兆し舞う似たような空気感を感じた)。令和2年度もこの流れで進むかと思いますが、ハードでホットな労働者は企業に重宝されるということだけはいつの世も不変のようです。待遇や制度は時代とともに変化するが、根底にある“働くという意識”は人類有史から現代まで不変であるべきなのかもしれません。

でも、どうせご一緒するなら、「仕事って楽しいな、もっと仕事したいな、仕事している時が生きているって感じるな」というような人材との出会いを求めます。労働意欲に満ち溢れ、仕事なのだから勿論苦しみもあるかもしれないが互いに乗り越え成長できるならば、人材を支援することを生涯の業とするオフィスタとしてこんなに嬉しいことはないと思っています。風潮的に流行らないかもしれないが、そういう労働者が令和2年度にどのくらい生まれるかを楽しみにしたいです。

 

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