第592話「学生のアルバイト事情」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

 

 『現在アルバイトをしている学生の割合は70.4%とされており、3割のアルバイトをしていないという学生の中にも、長期休みを利用してまとめて働いたり、不定期で働くツテがあったり、親の自営業を手伝っているという学生も多く存在していることを考えると、実に9割以上の大学生・専門学校生はアルバイトをしているという実態があるのです(参考:第51回学生生活実態調査の概要報告より)。

その平均収入は実家暮らし、もしくは仕送りや奨学金のある学生であれば1カ月に約4万円、一切の援助なしに生活している人の中には20万円以上稼ぐ猛者もいるという。しかしながら、学生の本分は勉学に他ならない。とりわけ時給の低いアルバイトに就いてしまうと、なかなか生活がままならなくなってしまう。時給の最低値が底上げされている昨今、どれだけ時給が高く、なおかつ環境の良い職場で働くことができるかで学生の運命は大きく変わる。

労働に割くことの時間の比率も、学生期間中は大きく変動する。4年生大学をモデルに例えると、集中的に座学を行い必修単位授業の多くがカリキュラムに含まれている12年生時であれば週に23日、授業数が少なくなる3年生時は週に3~4、5日ほどは時間が取れる人も多い印象がある。あとは個人の体力や時間の使い方次第だろう。4年生~最高学年となると、就職活動の進行度合いに大きく左右される。また、多くは最高学年になると、卒業論文や卒業制作に追われることとなり時間のゆとりにも個人差がある。

アルバイトにおいて、一度就いてしまうとなかなか辞めにくいというのも悩ましい。近年はアルバイトを取り巻く環境もブラック企業の様相となっていることを考えると、まずは立地や労働条件をいかに見極められるかが重要なポイントとなってくる。たかがアルバイトと思う人もいるだろうが、学生はかなり真剣である。ここでアルバイト先を見定めるために費やした時間は、いずれ社会に出た時も役立つ日が来るだろうと信じている。』

 

この記事は現在オフィスタでアルバイトしている女子大生(院生2年)に執筆させたものです。学生の生の声が出ていると思いますが、大きく参考になったのは、

・時給の低いアルバイトに就いてしまうと、なかなか生活がままならなくなってしまう。

・立地や労働条件をいかに見極められるかが重要なポイント。

・たかがアルバイトと思う人もいるだろうが、学生はかなり真剣である。

 

最近の学生はしっかりしているのか、私の学生時代はバイト料は遊び代で生活費に費やすなんて発想はなかった(もちろんそういう苦学生もいたがバブル景気もあって学生全体がリッチだった時代だったように思うし、学生中はコンパやらパチンコ・麻雀など日々の誘惑も多かった)。私は学生時代にこれほど真剣に働くという意識はなかったので驚きました。パン屋でアルバイトしたもののキツくて1日でバックレしたのも私です、すみません。こんな自分の学生時代と照らし合わせたら現代学生はすごいなぁと見ていて感心してしまう。たかがアルバイトだと馬鹿にしないで欲しいという現代学生の切なる声に雇用主側は気付いているだろうか。私と同時代に学生時代を過ごした雇用主なら「たかが学生のアルバイトだろう」と思いがちで、「学生なんて時給1000円あれば喜ぶだろう」なんて思っていたら大変だということです(マクドナルドで時給700円で女子大生がこぞって働いていた平成元年前後の時代と比較してはいけない)。

こういう学生の声を聞く機会が雇用主の日常にあるだろうか…と考えると急に不安になります。雇用する側と学生側の意識の差異が時にSNSバカッター騒動を巻き起こす引き金になるときもある。学生を雇って働かせる知識を本当に雇用主は有していますかと心配になります(私自身そうですが)。学生が気持ちよく働ける、学生応募が殺到するような職場環境・雇用環境の創出が必要です。そのための専門知識者として雇用環境整備士という資格者がいますが、今夏より学生雇用を雇った際の(雇う際の)専門知識者として第4種整備士が生まれます。興味がある方は資格取得に取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

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