オフィスタは、一般社団法人日本雇用環境整備機構より事務局運営を委託されており、本業であるハケン業務の他に当該機構の業務も行わなければなりません。私がオフィスタに入社して、最初に驚いたのは営利を目的としない団体が存在し、それを本業と兼務しなさいと言われたことでした。そもそも営利を求めないでどうやって運営するのかさえ分かりませんでした。機構の業務はオフィスタとは全く異なるものなので、一つの会社で2種類の仕事に同時に関わることができと考えればこの経験は貴重なことかもしれません。ましてやそれが民間企業とは異質の非営利事業ともなれば尚更です。講習会の全国運営は特に重要な業務です。夏と冬に日本各地で開催されるため、会場の手配や講師の宿泊するホテル、飛行機のチケットの購入など業務は多岐に渡ります。案内チラシを作成し、受講者を募り名簿や座席表を作成するのも事務局の仕事です。当日の配布資料のコピーにセット、会場設営から受付までも行います。キャンセル待ちが出る程、多くの方が受講されるので、無事に終了すると達成感を味わうことができます。毎回、反省するところも多いのですが「意義のある活動をされていますね、とてもためになった」と受講者からお声掛けいただくと地道に準備してきた甲斐があったと喜びを感じ、ビジネスとは異なる“公益”とは何かを実感できます。裏方のお仕事、それが事務局の宿命であり位置づけです。が、公益（世のため人のため）のお仕事だと思うと私としては日々大満足です。どんなお仕事でも裏方は一番重要です。
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