第574話「2019年の雇用動向の予測と考察(後編)」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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はたらく女性/育児とお仕事がメイン・コンセプトのハケン会社オフィスタです。
ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

職員から1年を振り返っての感想や意見を収集し具体的に紐解き考察してオフィスタからの視点でみた2018年の振返りと、そこから毎年恒例の2019年の雇用関連の予測をしてみたいと思います。詳しくはオフィスタNEWS1月号(第128号)誌上にて公開しますので、ここでは簡単にまとめる程度に留めます。

 

2019年の雇用動向予測】

①元々主婦・育児者層は金銭を稼ぎたいという目的が第一優先ではなく、金銭よりも勤労に喜びや充実を見出す傾向にあります。働き方改革で扶養内勤務の女性をこのまま虐げる状態が続くと、労働離れを起こす可能性があります。女性労働者のフルタイム化推進はワークライフバランスの崩壊を意味します。女性の就労意識にも当然変化を与えるでしょう。そこまでして働かなくてもいいかという家庭も出てくるかもしれないし、いっそのこと扶養の枠外で手取りを増やし働きたいと考える女性も増えるかもしれないし、何が何でも扶養内勤務にこだわりたいという女性もいるかもしれないし…、WLBが絡んで就労への考え方が人それぞれ別れそうですオフィスタとしてはコンセプト上、「何が何でも扶養内勤務にこだわりたいという女性」の味方をしようかと思っています。

 

②派遣料金の高騰が予想されます。また、政府の同一労働同一賃金制度の本格導入の動きもあり今年から来年にかけて更に跳ね上がる可能性大です。正社員は言うに及ばず、アルバイトにしろパートにしろ派遣にしろ、これまでは時給を上げれば人が来たという時代は終わり、時給云々以前にまずはどれだけ求人広告費をかけられるかがポイントになってきます。人材を採用しようと思ったら事前段階で相当の出費を覚悟しなければならないかもしれません。その点、派遣に依頼すればこれら事前の広告費は派遣会社が負担してくれますから、派遣の需要は引き続き増えると予想しますが、同様の理由から派遣会社も多額の広告費を派遣料金に反映せざるを得ないため結果として派遣料金は上昇傾向になるのではないかと思われます。オフィスタは2019年の料金値上げは現時点で考えておりません。オフィスタは支援会社であり営利追及のビジネスモデルの企業体ではないというのがその理由です。

 

③前項に関係するが、あれもこれも何でもできるスーパーマン労働者を発掘する思考では人材獲得はもう難しい時代です。よって、若者のスキルレベルの引き下げを検討する企業が増えると思われます。スキルが下がり時給が上がるなんて世も末だと思われる企業担当者もいらっしゃるかもしれませんが、もはや昭和・平成の感覚・概念は捨てた方が良いかもしれません。もしかしたら20代が敬遠され始め、これまで建前だった年齢不問が「本当に年齢不問」になるかもしれないので、年齢が上の方にとってはチャンス到来の時期が来たとも考えられます。少なくとも、企業はもはや若い子が欲しい等と言っていられる状況ではないということだけは間違いなさそうです。業務に必要な最低限必須レベルに絞り込み、代わりに人柄や勤怠真面目な人選を行うことに一層注力を注ぎたいと考えています。

 

オフィスタでは「こういう働き方がしたい」・「こういう人材を活用したい」という要望に満足いただける“ご縁”を創造したく今年も努めさせて頂きますので、ご一緒できる機会がございました際にはどうぞ宜しくお願い致します。

 

今回後編で2019年の雇用動向予測を取り上げてみましたが、前回前編では2018年の振り返りを取り上げました

前編はこちら

 

参考)オフィスタNEWS第128号(H31.1.15発行)特集「2019雇用動向予測考察コラム)

 

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