会社で働いていれば電話で見ず知らずの人と会話をすることは当然あります。最近はメールが主流のため電話が苦手という方も増えてきていますが、原因は経験不足からきていると思います。普段メールを多用しているため、人と言葉で会話をすることに慣れていないので、敬語が話せなかったり緊張してしどろもどろになってしまったりという苦い経験から苦手・敬遠・拒否という流れで症状が進行するようです。重症の人は面接時に「電話は1本たりとも取りたくありません。取ったこともないし取れないんです。電話が鳴らない会社で働きたいです。」という要望の人もいます。工場の作業員など電話を取る機会がない業務ならいいですが、事務職ともなると電話を取らないわけにはいかないでしょう。この先、どんなにITが進化したとしても職場から電話が無くなることは絶対にありません。つまり電話に出る・電話を掛けるというのは事務スキルなのです。スキルがなければ当然働けませんから、手段としてはただ一つ、苦手なものは克服するしかないでしょう。若年者ですと嫌なものは無理にやらないでよいというのがゆとり的な教えなのかもしれませんが、甘やかすだけが能ではありませんので、対価として給与を得るプロフェッショナルである以上、好き嫌いは置いておいてとにもかくにも電話に慣れるしかないですね。
電話が苦手という人にいつも言っているのは「電話が好きですという人の方が世の中少ない。仕事だから取っているのであって、皆思いは同じなのです」ということ。私もできることなら社内で電話は取りたくありません、誰だって考えることは同じではないでしょうか?要は仕事として受け入れる社会人としての自覚があるかないかだけの問題だと思います(聴覚障害など電話が身体的支障をきたすために医師から禁止されていたり取れないという方はここでは除く)。電話をすること、それで給与を得ているのだと考えればやるしかないという気持ちになるでしょう。私の教育方針としては新入社員で電話が苦手という人には、入社後に電話は強制的に全部取らせます。1日20本取ったとして、月400本、年間5000本も取れば、「誰でも」電話応対はできるようになります(誰かが取ってしまうから取らないのです、ポイントは取らざるを得ない状況にして鍛えないとダメだと思います)。結局は慣れなので、こういうスパルタ的な上司によって育てられるか、または取らないなら取らないで放置されたまま年月だけ過ごしてしまうかの差で人間の成長は変わります。中には30歳を過ぎても電話が苦手という人もいて、苦手なだけならまだいいのですが「取れない」になってしまうと、この年齢だと今から鍛えるのも難しく今後のことを思うとかわいそうな気もします。そうならないように早いうちから克服を目指して努力してみるのがおすすめです。電話応対は慣れで100%克服できますから是非頑張ってください。
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