『中小企業のほぼ半分が人材不足を感じていることが、政府閣議決定した今年の中小企業白書で明らかになった。景気回復で中小企業の経営に明るさは戻っているが、人手不足で商機を生かせない懸念が高まっている。白書では、専門性の高さなどから高度な業務を担う「中核人材」と、比較的定型的な業務を担う「労働人材」に分けて調査。回答した約3千社のうち、中核人材については48%、労働人材は52%が「不足」とした。「過剰」と答えたのは、それぞれ1%、2%にとどまった。中核人材の不足によって「新事業・新分野への展開が停滞している」としたのは58%、労働人材の不足によって「需要増加に対応できず機会損失が発生した」との回答は70%に達した。白書は「新卒者、転職者とも大企業に比べて伸び悩み、人手不足感は強まっている」と指摘。昨年の倒産件数は8,446件でバブル期の1990年以来26年ぶりの低水準だったが一方で休廃業・解散は2万9,583社で、過去最高となった(東京商工リサーチ調べ)。また、経営者が高齢化して後継の人材がいないことが、中小企業の存続にも影響を及ぼしている。』(2017.4.21付 朝日新聞)
人材はどこの会社も足りていないというのは、ここ十年近く変わらぬ光景です。中核になりうる人材が不足している理由は「定着率の悪さ」が挙げられます。定型的業務(ルーチンワーク)の人材が足りないのは「採用条件の悪さ」が挙げられます。いずれにしても「生涯この会社に骨をうずめたい」、「この会社で働きたいので応募してみたい」という魅力不足がそのまま人材不足を招いていると思います。
しかし、そうはいっても労働者だって働かなければ食べていけませんし生活していけません。嫌々であろうと就活はするでしょう、但し嫌々入社している以上定着率が低いのは当然です。企業側も人材不足で倒産・廃業に追い込まれるくらいなら嫌々でもそういう労働者を雇わなければならないでしょう。但し仕方なく採用している以上人材に対して満足感は満たされないことでしょう。この悪循環を断たないと人材不足は解決できない。
人材を上手に活用しているのは大手企業。ハケンの使い方が上手い。テンポラリーに働きたい人材をテンポラリーに活用しているのですから当然です。その中からその会社に魅力を持った人材を引き抜くわけですから、中核人材も定型的業務人材も思いのまま。人材不足で困っているのは中小企業であって、実は大手企業は人材に困っていないのです。いまや中小企業単独では解決できない人材問題の解決こそが派遣会社の使命だと考えます。
育児中のママさんはお子さまを預けてでも働きたいという光景は既に当たり前になっています。待機児童問題然り、女性の幹部登用が伸び悩み問題然り、主婦特に幼児を抱えるママさんのワークライフバランスが重要なカギを握っているようです。中小企業がこのママさんを上手に活用出来たら人材不足も解決できると思いますし、ママさんハケンの専門支援会社であるオフィスタならではのスタイルを浸透させたいなとも考えていますので、人材不足で悩める企業も就職で悩めるママさんもお気軽にご相談ください。
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