事務職への就職を希望する方にとって必須スキルになるのがエクセル・ワードだと思います。特にエクセルは機能が豊富なのでどこまで使えればよいのかと求職者からよく聞かれます。企業によって使用頻度や活用レベルは様々なので一概には言えませんが、基礎動作+関数で一般事務であれば問題ないと思います。基礎動作というのは書類を作成するために必要な基本的な動作(エクセル上部のアイコンが一通り使える程度、初級レベルといわれる)を指します。関数は表計算からはじまって突き詰めればマクロ的なところまで幅広いのですが、一般事務ではSUM・AVERAGE・COUNTなどは最低限使えた方がいいでしょう。また、最近ではIF関数とVLOOK関数を求められるケースがとても増えてきています。年々少しずつ求められるエクセルスキルが上がってきていると感じます。ただ、IF関数もVLOOK関数も業務で日々使っていれば1週間もすれば慣れてしまう程度の関数ですから(通常はこれら関数が盛り込まれてフォーマットができているケースが多い)、苦手意識で毛嫌いしてしまうのは勿体ないと思います。“PCが苦手だけど事務職がいい“という求職者が陥りがちなのが「データ入力」のお仕事に逃げてしまうこと。入力業務ではスキルは身につかないし、出来合いのフォーマットへタイピングするだけでは将来的に困ることになるのも自分自身ですので、今後も長く事務職ではたらきたいと思っている人はできるだけ早い段階で日常的にエクセル操作を幅広くやらせてもらえる職場で鍛えられることをお勧めします。キーパンチャーとしてプロフェッショナルな域まで到達し手に職と言えるレベルまで行った方はよいですが、入力速度も平凡で関数や基礎動作操作もままならないではこの先の事務職は年齢を重ねるごとにどんどん厳しくなります。女性は基本的にPCや機械物は苦手なものですが、業務として必要なスキルならばそうも言っていられませんので是非頑張っていただきたいと思います。オフィスタでもPCが苦手な方に一般事務で対応できるレベルまで研修制度を設けていますので活用ください。また、自宅でできるe-ラーニング・システム(オフィスタ登録者のみ無料)も公開していますのでご利用ください。