iPhone5の発売でスマートフォンがますます普及しているようですが、お仕事をするうえでのスキルとしてもいよいよ本格的に求められる時代になってきました。アプリ開発ではもちろんのこと、スマホを使って作業をしたり、ブログを書いたりが要求されるため求人票に「日常的にスマホ・アプリを利用している方」という表記が増えています。いわゆる“スマホ・スキル”です。
特徴的なのは「日常的に使用している」とうくだりで、未経験者でも教えますと言うニュアンスではないということです。前にも書きましたがツイッター・ブログ・フェイスブック等のITソフトはフィーリングや感覚で操作を覚えるもので教えてどうこうなるものではない、むしろそれを教えるのは勘弁して欲しいというのが企業側の希望です。スマホも既に体の一部として自由自在に抵抗なく扱える者を戦力として判断基準にしているようです。
少なくとも2年前まではスマホを使っている方を探している求人など、アプリ開発関連でもなければ皆無でしたが、今やスマホは使えて当たり前、それどころか日常使っていて当たり前になりつつあるのでしょうか。私は早い段階からスマホを使用していますが、おかげでWi-Fiやら3Gやらプラチナバンドやら、なんとなくではありますがそれらが意味する効果というか価値というかが理解できますが、これからはじめてスマホを使うとしたら結構障壁はあるのではないかとゾッとします(使い始めた当初はかなり障壁はありましたが)。
乗り遅れれば、時代のスピードに完全に追いつけなくなる。一度追いつけなくなった者に手を差し伸べることもない。IT機器やネットワークにはそういう一方通行的な部分があります。新しい電気製品や機器を買い替えるのは時代についていくための投資なのかもしれませんね。良いものを長く大事に使う時代ではないというのも悲しいことではありますが・・・。