ホームページでよく見かけるバナーは珍しくもないですが、ホームページ作成者・管理者にしてみると実は頭が痛い問題です。作成当初はしっかりしたサイトマップ構想を基に真っ白な状態から作成するのでシンプルなのですが、次第にお伝えしたいコンテンツや記事などが増えてくると、ホームページの奥底まで探さないと辿り着けない状況に陥ります(官公庁のホームページ等は膨大な情報量のため目的のページに辿り着くことさえ困難なときがあり、数十回のリンクの末に見つけた時にはヘロヘロということもよくあります)。そこでワンクリックで辿り着けるようにトップページにバナーを加えるのですが、このバナーも次第に増えてくるものです。
トップページにバナーがうじゃうじゃ貼り付けられたホームページも目にしますが、これはこれで美観を損ねてしまいます。一昔前はチャカチャカ動いたり光ったりするバナーが主流でしたが最近はそのようなバナーはあまり見かけません。バナーが増えれば増えるほどチカチカ動くのは見ずらくなるだけですからね。
オフィスタのホームページはコンテンツが増えてもトップページのバナーは当初より増やさないことを念頭に努めてきましたが、ホームページの奥底に収納されたページも見てもらうためにはどうしても最短距離を走れる工夫が必要になってきました。製作者はどこどこからリンクして、どう進めば辿り着けるかわかるかもしれませんが、それでは作成者の独りよがりなホームページにしかなりません。初めて訪れた人にもわかりやすい構成を第一に考えればシンプルに勝るものはありません。かといってトップページにベタベタとバナーが貼り付けられているのはとてもシンプルとは言えませんよね。
オフィスタでは公式ホームページのトップページに「コンテンツ簡単検索」バナーを設置しました。これにより本流ではないサブコンテンツへの道のりが容易になったと思います。オフィスタのホームページをよくご覧いただいている方にはどこになにがあるかわるかもしれませんが、初めてオフィスタのホームページを見た人でもサブコンテンツへ最短で辿り着けるようになっています。お時間あるときにでも是非寄って行ってみてください。
シンプルほど明瞭なものはありませんが、シンプルを構築するためには複雑な思考回路や発想を駆使しないと生み出せないものだと思います。灯台下暗しと言われるかもしれませんが、ごくごく自然な発想が意外に取り入れられていなかったんだなと感じました。
オフィスタのホームページがはじめて出来た時の初心の気持ちに戻って考えたバナーですので大袈裟なものではないかもしれませんが、ご活用いただければと思っております。