第44話「職務経歴書の書き方①」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

OFFiSTA オフィスタ・ブログ

はたらく女性/育児とお仕事がメイン・コンセプトのハケン会社オフィスタです。
ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

 履歴書とセットで作成するものに職務経歴書があります。履歴書の作り方ポイントは本コーナーの第6話~第7話でも取り上げていますので、そちらをご覧いただくとして、ここでは「職務経歴書」についてのポイントをピックアップしてみました。

履歴書はあなた自身を知ってもらうための書類であるのに対し、職務経歴書は主にあなたのお仕事での業務スキル・適性度を測るための書類になります。

履歴書の表面にも学歴等と併せてこれまでの職歴を記入する欄がありますが、これはどこに勤めていたかを記入するための欄で職歴欄と呼ばれるもので、「職務経歴書」ではありません。「どのようなお仕事の実績を持っているのか」をまとめた書類が「職務経歴書」と言われるものです。履歴書と異なり書式・スタイルはまちまちですので自由に作成して構いませんが、これまでこういう会社に勤務してきて、こういうお仕事に携わってきましたということを相手にアピールするための書類であることから、以下の事項は忘れずに記入しておきましょう。

①勤務先名、②勤務年数、③雇用形態、④経歴(配属部署)、⑤どのようなお仕事に携わってきたのか具体的な内容、⑥身につけたスキルや知識、⑦その他

それではこれらを個々に解説してみましょう。ご自身で作成した職務経歴書と比べて漏れている部分があれば是非取り入れて素晴らしい職務経歴書になる参考になればと思います。


①勤務先名
 職務経歴書なのでこれは大切な項目です。正式な社号・商号を記入しましょう。(株)でも株式会社でも構いませんが、複数社の職歴がある場合はどちらかに統一しましょう。1社は「(株)○○」でもう1社は「株式会社△△」等とならないように書面全体に統一感を出しましょう。最近では独立行政法人や有限責任中間法人といったカッコ略で通じない号もありますので、株式会社、有限会社、財団法人、社団法人といったように正確に記入した方が無難かもしれません。


次に多くの方が記入し忘れている事項に企業概要があります。職務経歴書を読む相手方はどのような業界・会社・組織でどのようなお仕事をしてきたかを知りたいわけですので、勤務していた会社はどのような会社なのか社名だけでなく、その会社の概要を必ず書きましょう。大手有名企業や官公庁・公益法人・CMや広告で名の通った誰でも知っている企業の場合は不要ですが、以外の場合はその会社の概要を記入しましょう。(例えば「ソニー」や「NTT」など社名だけで何をしている会社なのか、どの位の事業規模でどのくらいの社員数の会社なのか概ね把握できますが、例えば単に「田中産業」と書かれていても建設会社なのか?商社なのか?飲食関係の会社なのか?どの程度の規模の中でお仕事に携わってきたのか?が読み取れませんので、会社概要を明記しておくことが大事です。)

但し、大手企業だから有利とか異業種だから不利とかはそれ程関係ないかと思います。事業規模の大きな会社での経験をお持ちの方を希望される場合もあれば、少人数の組織であれもこれも幅広くお仕事をされてきた方が欲しいという場合もあります。同業で経験を積んだ方が欲しいというケースもあれば、全く異業種から人材を採りたいというケースもあります。要はこれらのことを判断するために勤務されていた会社概要が必要になるということです。

なお、会社がグループ系列の場合は「○○株式会社(△△系列の出版社)」などとその会社の位置づけを明確に説明しておくこともプラス要素です。

また、現在在職中で転職活動等を公にしたくない場合もあるでしょうから、その際は「某建設会社勤務(現在、在職中につき社名は伏せさせていただいております)」等と正直に書いて特定できないようにしても構いません。(列記された全ての会社名が非公開ではもちろんいただけませんが・・・)


(次回につづく)


オフィスタの職務経歴書用紙(ダウンロードしてご自由にお使い下さい)

オフィスタ公式ホームページはこちら