【マナビDXクエストで学び直し①】AIを使う側なのに、学ぶ時間がなかった私
こんにちは、Office Puenteの西村です。今日から6回にわたって、この夏から秋にかけて取り組んだ「AI・DXの学び直し」について書いていきます。第1回は、なぜ私が今あらためて学ぼうと思ったのか、そのきっかけのお話です。AIのサークルを運営しているのに私はいま、シニアがAIを学ぶ「ASAIL(Active Senior AI Lab)」の理事と、早稲田大学LRCのAIサークルの会長を務めています。こう書くと「AIに詳しい人」と思われるかもしれません。でも実際は、勉強会の企画や会員との連絡など、運営で手一杯の毎日です。気がつくと、自分自身がじっくりAIを学ぶ時間は、意外なほど少なくなっていました。「DXは私がやるしかない」もうひとつの理由は、仕事です。私は東芝で約30年勤め、インドに駐在した経験もあります。独立したいまは、インドのエンジニアを日本企業に紹介する人材会社の運営にも関わっています。ところが、この会社にはAIやDXに詳しい人がいません。社内の資料をまとめて置く場所もなく、情報がバラバラで、誰がどこに何を持っているのか分からない状態でした。さらに、外国人材の方には「日本で働くと、お給料や保険料はこれくらいになりますよ」という試算を示す必要があります。これを一人ひとり手計算していたら、とても追いつきません。会社のDX化は、結局私がやるしかない。そのためには、もっと勉強が必要だと痛感しました。背中を押してくれた補助金とはいえ、正直に言えば不安もありました。この年齢で、若い人に混ざってついていけるだろうか、と。そんなときに知ったのが、経済産業省の補助事業「マナビDX Quest」です。補助のおかげで、私が受講したサムライエンジニアのプログラムは自己負担22,000円で受けられました。この金額なら、まずは試してみようと思えました。経済産業省「デジタル推進人材育成プログラム『マナビDX(デラックス)Quest』の2026年度受講生を募集します」(2026年6月2日) https://www.meti.go.jp/press/2026/06/20260602002/20260602002.htmlやってみて分かったこと講座はすべてオンラインで完結します。テキストが提供され、ときどきオンライン講義もありましたが、基本は自分で教材を読み、課題を仕上げていくスタイルです。では、分からないところはどうしたか。私はAIと対話しながら課題をこなしました。AIを「学ぶ対象」としてだけでなく、「一緒に考える相棒」として使う。これが結果的に、一番の練習になったと思います。そしてもうひとつ、続けられた大きな理由がクラスの仲間です。毎週6人ほどのメンバーとオンラインで集まり、お互いの進み具合を報告し合いました。「次の週までに進めておかなければ」という気持ちが、ひとりでは続かない学びの励みになりました。これから書いていくことこのシリーズでは、次のような内容をお届けする予定です。 第2回:AI時代の「守り」— 開発リスクとプライバシー保護 第3回:生成AIで「欲しい」を形にする — プロダクトマネジメント 第4回:作ったものを続けるには — 収益化と運用設計 第5回:組織を動かすDX — 変革マネジメントと小さな会社のケース 第6回:アジャイルで作り、伝える — 実装・ケーススタディ・ハッカソンそれぞれの回で、学んだ内容と、私なりの感想をお伝えしていきます。学び直しに年齢は関係ないアラカンになってからの学び直しは、正直なところ、楽ではありませんでした。それでも、必要に迫られて飛び込んでみたら、思っていた以上に得るものがありました。学び直しに、年齢は関係ありません。「ちょっと気になるけれど、今さら……」と思っている方の背中を、このシリーズが少しでも押せたらうれしいです。次回もどうぞお付き合いください。私のホームページです。訪問いただけたら嬉しいです。👇OFFICE PUENTE